59話 ページ11
｢じゃあ、うちのクラスは決まりだね！！！｣
｢よーし！！燃えるぞー！！｣
｢お、おい 止めてくれよ 生徒会書記さん…｣
『無理を言わないでくれ……』
｢お前なんでそんな押しに弱いのかなー！？｣
『しょ、しょうがないやん…女性の目線がギラついていたから…』
今日 白崎Aのクラスでは
学園祭で何をやるかを決めていた。
A達、合わせ男子は女子の勢いに負け
｢何で女装喫茶なんだよおぉ！！！！！｣
このクラスでは 男全員 女装して喫茶店をすることにした。
｢ふふーん 白崎君が押しに弱くてよかった〜｣
｢A君 絶対女装似合うよ〜 可愛い顔してるもん｣
｢服作るの楽しみだな〜 腕なっちゃう！｣
『は、はは…頑張って…ね』
こういう時は女子は作業が早く。
次の日にはウエスト、肩幅、身長など 体全体を計られた。
されるがままにされる 俺達はテキパキとしている女子を見て苦笑いを浮かべた。
その日の部活に征達に話すと大輝にいっぱい笑われて征には絶対似合うよって言ってくれた。
あまり、嬉しくないからとりあえず大輝はシバいといた。
______________________....
そして、時間が進むのは早く
学園祭 2日前までに迫っていた。
｢服 出来上がったから順番ずつ着て行ってー！｣
流石 女子 作業が早い
渡された服を見るとよく見る白と黒のフリフリとしたメイド服に腰あたりには大きなリボンがついていた。
『こ、これを着るのかい？？』
｢そう！！可愛いでしょ？？特にそのリボン！｣
｢上手くできたと思うんだー！｣
『そ、そうだね……すごいよ…うん』
｢メイド服なんでいい方だろ…俺なんて…俺なんてっっ｣
そう言っているコイツの手にあるものは赤と白を特徴としたチャイナドレス。
俺は肩に手を置き左右に頭を振った。
『どんまい……だね』
｢くっそおおおぉぉぉぉ！！！！！｣
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作者名：笹 | 作成日時：2019年3月3日 17時
