50話 ページ2
コートを見ると先程桃井に絡んでいた男子生徒だった。
確かあの男性……
｢間違いないあのコ うちの一年生よ 三軍の…話したことはないど｣
俺とテツヤは考えていることが一緒なのかコートに入り、言った。
｢やめてください。そのボールは彼のです。｣
『バスケをしたいのであれば自分たちでボールを用意するべきだ。彼にボールを返せ。』
｢し、白崎先輩、！｣
おっと、名前を知ってもらっているのは嬉しいな。
｢おまえらはさっきの……！！｣
すると、隣の男性が噛んでいたガムをコートに吐きつけそれを注意したテツヤを馬鹿にした。
｢どこがおかしいのよ！！｣
すると、コート外にいた桃井が中に入ってき男子生徒に言った。
｢バスケが好きならコートを大事にするのは普通でしょ！｣
男性達は桃井が言ったことを聞いていないのか話をしていた。
すると、それに怒った桃井はもう一度ボールを返してと頼むと、相手はバスケで戦おうよ。と、言ってきた。
｢キミらが勝ったらボールは返すし このコートから出ていく…でも俺達が勝ったらボールも…キミも…｣
｢おれたちのもの…ＯＫ？｣
と、桃井を指差し言った男性。
｢なっ…なによそれ！｣
『……ほぅ……いいだろう。』
『そのかわり俺達が勝ったら……桃井に謝れ』
俺とテツヤはコート端にカバンを置きブレザーを脱ぐ。
｢ざっきー！ダメだよ試合なんて！｣
｢でも桃井さんのことあんなふうに言われて黙っていられません｣
『そうだね。流石の俺にもイラっとはきたよ。』
｢そ…それでも！……｣
｢テツ君の怪我の方が私は心配なの！ざっきーだってしってるんでしょぅ、、？テツ君右手を捻挫してるでしょ？｣
そう、テツヤは右手を捻挫していた。
俺と征がちょうどテツヤのテーピングを外しているところを見たから知っていた。
だけど俺は止めなかった。この試合を。
｢テツ君…｣
｢すみません。桃井さん それでもあの人たちはヒドイと思います。｣
｢桃井さんをモノみたいに暑かった…仲間を侮辱されて黙ってなんかいられません。｣
『フッ…大丈夫だよ 桃井。 俺達は絶対に負けないよ』
｢うん｣
『さ、君も頑張ろうか』
｢は、はい！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：笹 | 作成日時：2019年3月3日 17時
