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リクエスト 聖母様と幼女趣味 ページ1

「しんぢゅうはぁーひとりでは〜できない―」

 包帯無駄遣い装置(匿名)から教わった実に不健全な歌を歌う幼女が一人。彼女はA。別名マリア。このヨコハマすべての聖母様なのである。

 今日は周りに誰もおらず、一人でお散歩中の様だ。なかなか騒がしい街中を歩いていくAの鼻に甘い香りが飛び込んでくる。

 「う?」

 洋菓子のにおいの様だ。Aはにおいにつられてふらふらと歩く。なんだかその匂いもAに近づいてくるような…と思った矢先、Aはだれかとぶつかる。

 赤い洋服に金髪の人形のような姿の幼女だ。手にはクレープが握られている。ぶつかった拍子にAの洋服にはクリームがべっとりとついている。

 「あら!ごめんなさい!ってあら?マリアじゃない!」

 「えりすちゃんだぁ!」

 どうやら二人の幼女は知り合いの様だ。きゃぴきゃぴお話を始めるがエリスはAの洋服に気づく。

 「マリアごめんなさい、汚すつもりはなかったのよ?」

 Aはそんなことお構いなしにエリスからもらったクレープをほおばっている。「おいひぃねぇ」とハムスターのごとく頬にクレープを詰め込んでいる。

 そんな幼女たちの背後から中年の声が聞こえる

 「待って遅れようエリスちゃぁん!!」

 くたびれた白衣の男だ。エリスはその男を見るとあからさまに顔をゆがめる。

 「リンタロー、いたの?」

 リンタローはその言葉が体に刺さる。しばらく悶えていたがふとエリスの後ろのAを見つける。クレープを食べ終わったようだ。

 「おや?マリアかい?今日もかわいいねぇ」

 リンタローはAの頬についたクリームを指ですくい舐める。満腹だったAもリンタローにきづくと昔教わった挨拶をする

 「おじさま、ごきげんよー!」

 どこぞの社長はじいちゃまだったがこちらはおじさまのようだ。リンタローはAのおじさま呼びに感極まり、すぐさま抱き上げる。

 「はぁ!かわいいなぁ!マリアは本当に!」

 「この幼女趣味!!」

 エリスはリンタローの足をげしげし蹴る。

 「あぁマリア、洋服が汚れているね。…そうだ」

 リンタローはクリームのついたAを抱き上げたままエリスに交渉を試みる。Aとおそろいの服なら着てくれると考えたのだ。エリスはそれを快く引き受け、三人は黒塗りの高級車に乗り込む


 「…う?」

 リンタローもとい、森鴎外。彼は少しだけ幼女趣味のポートマフィアの首領である。

聖母様がカミサマだった話→



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りり - 初見です!とっても可愛かったです! (8月23日 16時) (レス) id: 5f46d1cf25 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます!学校の課題をのろのろやっていて更新を何ヵ月もほっぽってしまってました。久しぶりの更新なのに閲覧ありがとうございます!本編の方もおいおい頑張ります。よろしくお願いします! (2018年8月25日 19時) (レス) id: 7947480a3d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 過去編おもしろいです(°д°)これからの続きが気になります!更新頑張ってください(*^^*) (2018年8月25日 17時) (レス) id: 6970993e90 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らててんさん» お粗末様でした!笑リクエストがあればお願いします!マリアの過去編も織り混ぜていこうと思ってますのでこれからもよろしくお願いします(^-^) (2018年6月17日 13時) (レス) id: 7947480a3d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - マリアさん» ご期待に添えて善かったです!この作品ではリクエスト兼マリアの過去話をいれようと思っておりますので箸休め程度に気楽にお待ち下さい (2018年6月17日 13時) (レス) id: 7947480a3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月8日 18時

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