兄は恋愛対象に入りますか？[サンジ] (ページ14)

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episode13 ページ14

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「お前とサンジは失敗作なんだ。」

嘲笑うかのようにイチジ兄さんに言われた。

ヨンジ「やっぱ戦争屋の血が入ってねェし何やっても無駄だな。」

ニジ「ほんと可哀想だぜ。俺らは"最高傑作"。これからのジェルマ66は俺達だ」

ケラケラと笑う2人。

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ジャッジ「いいかお前達は私の"最高傑作"だ！！
______研究の粋を集めた科学の操作により人間を超える存在として生まれた！！
くだらぬ世の情けに探されることもなく行く行くはそれぞれが軍隊を率いて科学の力でより進化する「ジェルマ66」を支配する者達...！！
才能は与えた！！後は鍛錬だ！！！」

「「「「「『はい！！父上！！』」」」」」

私は小さい時からほかの姉兄達と違った。

みんな似ているはずのぐるぐるの眉毛がなかったり、個性的な髪の毛の色がなく、白色だったりしていた。

小さい時は気に求めなかった。

私がヴィンスモーク家の養子というのは私にはもちろん知らされてなかったし、他の姉兄達も知らなかった。

でも私たちの内部に埋め込んだ"科学力"は、感情だけが残り、私とサンジ兄さんは置いてけぼりにされた。

サンジ兄さんを除く、他の兄さんや姉さんは足が早かったり、耐久性が優れていたり泳ぎが得意だったり....

とにかくずば抜けていた。

でも父さんに見放されたくなくて人一倍勉強、鍛錬に励んだ。

寝る間も惜しまず机に向かったり、筋トレや剣術、体術の練習を毎日行った。

でもサンジ兄さんは何をしてもできなかった。

まるで普通の男の子の子供。

料理が好きで、いつもネズミの餌を作っている。

科学者「サンジ様とA様は...ただの人間です」

ジャッジ「！！.....」

『やっ、やっ！はぁ！！』

ニジ「わっ、と、うわぁ！？」

『！！！...やった！！！』

ニジ兄さんから1本取れた！！

ニジ「チッ、少し遊びすぎた」

イチジ「何をしている。アイツに負けてどうする」

私は戦争屋のちも流れてない、ただの他人の子。

ただの養子。

赤ん坊の頃科学の力で他の兄さんや姉さんと同じようにされた。

けど失敗に終わった。

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