7話 ページ7
まふ「はっ.....」
いつの間にか寝てしまっていたらしい。
まだ僕の頭の中で『お兄ちゃん』と呼ぶ妹の声がこだましている。
あたりは薄暗く、スマホを見ると6時と記されていた。
そして母からのLINE。
母:真冬もうついたのー？
今から行く、と返信を打ち車で実家に向かう。
5分後、懐かしい実家に帰省し、家の中に入る。
母「おかえり。お仏壇拝んでらっしゃい。Aのお墓参り、どうせいってたんでしょう？」
僕はうん、と頷きお仏壇がある奥の座敷へと向かう。
まふ「ただいま。A」
お線香をあげて、カーンとお椀(？)を鳴らす。
写真の中で笑う妹。
まふ「....」
僕は写真を見つめる
父「真冬？帰ってたのか。」
まふ「父さん。ただいま。」
父「おかえり。....Aが死んでから、8年だな。今年も来てるかなぁ」
まふ「来てるよ。お盆だもん。」
父「そうだな。よし、母さんがご飯作って待ってるから食べに行こうか。」
まふ「うん。」
それから僕は母さんと父さんと親戚の人たちと言う大勢でご飯を食べた。
食べた後は自分の部屋に籠った。
窓を開け、夜風に当たる。
意味もなく外を見つめる。
まふ「....」
ふと、あの校舎のことを思い出す。
あの夢は何だったのか。
...まぁでもそうゆう時期だし幽霊が出てもおかしくはないだろう。
『お兄ちゃん花火しよー！！』
『夏祭り行こーよ！』
まふ「....ずっと、ずっと、夢を見ていた。やっと、やっと、君を見つけた。」
僕の作った曲の「夢花火」。
鏡花水月や夢花火、夢のまた夢などはAを元にした曲でもある。
Aとの思い出や.....Aへの叶わない恋心。
今でもAの声が耳元に聞こえる。
お兄ちゃん、お兄ちゃんって。
妹に恋をしてしまった兄はダメな兄です。
まふ「君が好き。君だけが好き。」
....
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時見 - 泣きながら見てたら親にしんぱいされた (2020年8月13日 12時) (
レス) id: 7d02e5c89a (このIDを非表示/違反報告)
バネパネル(プロフ) - 感動しました！泣きながらコメントなうです！ (2018年6月30日 23時) (レス) id: f7a700a097 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - ☆てってれ〜☆さん» 涙するまで...！！ありがとうございます！！応援のコメントとか小説の感想とか凄く力になります。更新頑張りますっ！！ (2017年11月23日 16時) (レス) id: 945a7e3893 (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - ちょっ…待って…涙ｯ…とまらないｯ…！……真冬が夢主に会えたｯ…！更新頑張って下さいｯ！！！ (2017年11月23日 16時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月18日 15時) (レス) id: 945a7e3893 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユッケ | 作成日時：2017年11月18日 15時
