13話 ページ13
どてっ
『うっ....いたい....』
真冬「ごめんねっ、でもどうしてもAに見せたいんだ！はい！」
真冬はAに背を向ける
『え？』
真冬「ほらもう！よいしょっと！行くぞー！」
真冬は泥だらけの私をおぶり、上まで走っていく
『おっ、お兄ちゃんも転んじゃうよ！』
真冬「へへっ！平気！あっ、ついた！」
Aを下ろし開けた所を見渡す
『ほんとにみえるの？』
真冬「そうだよ！とっても綺麗なんだって！あ！始まる！」
ドーン
そこには大輪の花が。
真冬の言っていた通りとても綺麗。
キラキラしてていつも見ていた花火とは違う、オーラを放っていた。
僕達はそれをキラキラとした目で見つめた。
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真冬「ほら、Aがここで転んで僕がおぶって上までいったじゃんw」
『え、転んだの！？』
そんな昔話をしながら上まできた。
ちょうど花火が上がる頃。
『あとちょっとだね。』
真冬「そうだね。」
Aは悲しそうな顔をしながら言った。
それは、もうすぐ花火が始まるからか、それとももうすぐ天国へ帰ってしまうからか。
まだ、花火は咲き続いている
『ねぇ』
真冬「なに？」
『好きだよ。お兄ちゃんが。大好きだよ。』
声が震えている
泣いているのだろうか
真冬「っ....僕も、大好き。愛してるっ....」
僕も同じだった。
『お兄ちゃんこっち向いて』
真冬「えっ...？」
唇になにかが当たった感触がした。
『ふふっ....お兄ちゃんだけでも会えてよかった。じゃあねっ』
Aの透けていた体がますます透けてきた
真冬「A...？もう行っちゃうの？やだよ....もっと、僕を.....愛してよ。」
『天国からも愛してるから。お兄ちゃんじゃなくて。真冬。』
真冬「A....！！！！」
抱きしめた時にはもう遅くて、
代わりに光が散りばめられた。
ちょうど、最後の大きな花火が上がった。
大輪の咲く夜の下、1人の男は1人涙を流す。
1人の女性を思って。
....ふと、地面を見ると小さな小包が。
中を開けると光り輝くピアス。
青を基本としたもので白と黄色の宝石が散りばめられている
とても、綺麗だ。
真冬「愛してるよ。」
真冬はそっと空に向かって呟いた。
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時見 - 泣きながら見てたら親にしんぱいされた (2020年8月13日 12時) (
レス) id: 7d02e5c89a (このIDを非表示/違反報告)
バネパネル(プロフ) - 感動しました！泣きながらコメントなうです！ (2018年6月30日 23時) (レス) id: f7a700a097 (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - ☆てってれ〜☆さん» 涙するまで...！！ありがとうございます！！応援のコメントとか小説の感想とか凄く力になります。更新頑張りますっ！！ (2017年11月23日 16時) (レス) id: 945a7e3893 (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - ちょっ…待って…涙ｯ…とまらないｯ…！……真冬が夢主に会えたｯ…！更新頑張って下さいｯ！！！ (2017年11月23日 16時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
ユッケ(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年11月18日 15時) (レス) id: 945a7e3893 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユッケ | 作成日時：2017年11月18日 15時
