【ぼくらの理科室】白衣の袖からﾁｮｺﾎﾞｰﾙ“恋のMedicine”

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先生はAの手から黒板消しを抜き取って
笑顔で言った。


「今回だけは見逃してやるから^^」
席にもどっていい と言われ
私は席に着く。

せ 先生//////
「…すみません…//」
ほんのちょっとの先生の行動でどれだけ私はドキドキするのだろう。
…もし、今日の日直が私じゃなかったら先生は同じことしてたんだろうか…
あたしはバカだからまた
自分特別かな、なんて自惚れてみる。


今日もドキドキの授業が始まる。
先生に恋する漫画ってあり得ないし、
理科だって嫌いだとおもっていたのに
私は先生の理科の授業が待ち遠しい


嵩志先生「後半は理科室で実験だからなー」

(理科室か♪)
Aはまだ理科室へ行ったことがない。

嵩志先生「あれ、そういえばお前ら初めてだったっけ？じゃあ、そのプリントが終わったらみんなで初・理科室だ」
「やったぁ♪」 「実験だってー！」
とざわめく教室。


嵩志先生「よし 大体終わったか。では、静かに理科室へ移動してください
他クラスも授業中だから、しゃべったらだめだぞー」


一度学校見学で来たことあるけど すごい
小学校の時なんかよりいろんなものがあって、いくつか分かれたテーブル
に見たことのない器具がセットしてある。

「席は黒板を見ればわかるぞ」


　―うわっ、最悪。
隣は伊達君 向かいは麗奈。
そして話をしたことない子。確か…大葉かのんちゃん?
(ちなみに美紀は隣のグループ)

大葉「Aちゃんっ♪あんまり話したことないよね?一緒の班になったことだし、これからよろしくね★」
大葉さんは思ったよりも結構きさくな子みたいだ。
―よかった。なんとかやっていけそうだ…。

植物の解剖は意外と大変で、いろいろやってたらいつの間にか残り５分。

美紀「できたー?」
美紀がこっちのグループに乱入。
A「…。」私は顎で合図する

美紀「うわ…ｗ まぁいいんじゃない?」
そこには伊達くんと麗奈、ラブラブ(?)実験する二人
A「うん(笑)私なんもやってないしｗ」


嵩志先生「美紀!」

A・美紀「!?」
嵩志先生「実験中は歩き回るなと言ったよな？」
美紀「はーい。すみませーん！」
嵩志先生「わかったらさっさと自分のグループに戻れー」
別にいいじゃん!とぶーぶー言って戻る美紀。


でも そんなことより
「先生、美紀の事“美紀”って名前で呼んだ…?」

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