かわいいあの子と【absk】 (ページ5)

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「むっちゃ良かったね！」

　無事映画が終わり、今は近くにご飯を食べに来ている。

『そうだね、先が見れなくて最高だった！』

「また来たいね〜！」

『ね！』

　しれっと次回の約束してるな～…
　流石モテ男

「あ、でも次は恋愛映画とかいいかも」

『それなら俺、少女漫画とか好きだしすぐおすすめできるかも！』

「マジ！？」

『てか既に好きなのあるから、うち来て見る？』

「え、いいの？」

『今日は流石に無理だけど、来週とかどう？』

「いいね、じゃあそうしよっか」

　やべ、阿部さんを家に誘っちゃった！！
　部屋綺麗にしなきゃなぁ…頑張ろ。

「てかさ、佐久間さんって今何歳？」

　あ、俺って佐久間さんって呼ばれてたんだ…(今更)

『31だけど…？』

「そうだよね！？俺、30なの！」

　え、年下？
　…うわぁ！身長高いし俺より出世してるから年上だと思ってた！
　能力で抜擢するって言ってたもんな！そりゃそうだ！！

『うわ、色々情けな…』

「まあ会社の立ち位置では俺が上で、年齢だと佐久間さんが上だから実質タメ…？」

『確かに(笑)』

　阿部さんのフォロー優しいよねぇ…

「あ、てか誕生日いつ？」

『7月5日』

「あ、じゃあまだ遠いのか…」

『阿部さんは？』

「11月27日」

　よし、メモっとこ…

「じゃあ、まだ先だけど誕生日は空けといて。俺が祝いたい」

『是非！』

　…だいぶ仲良くなれたかも

『…そろそろ解散する？』

「そうだね！」

『ちょっとお花摘みにだけ…』

「ふふ、どうぞ」

『ありがとう(笑)』

　…油断してたのか、阿部さんにご飯代を払われ、やっぱり借りを作るところだった。危ない