急な事は心臓に来るものがある ページ27
イルミ「で、結局誰なの?」
『僕です』
イルミ「ん?」
『僕です』
俺はそう言ってナンバーカードを見せる
イルミは其れを覗き込んで
ホントだと呟いた
イルミ「て事は此れから暇なんだね」
『はい、物凄く暇です』
イルミ「じゃあ、オレの
手伝ってよ、ってAなら誰が誰を狙ってるか
判ってるだろうけど」
そう言ってイルミはナンバーカードを見せた
其処には“371”と記されていた
『ゴズさんですね、其の人ならあっちに居ますよ』
そう言って俺はゴズさんの
居る方を指さした
イルミは指さした方を見て
ありがとうと言った
『って言っても、もう日が沈みそうですが
此れから行くんすか?』
イルミ「まだ時間あるし、Aがいれば
直ぐ見つかるし今日は良いかな」
イルミは空を見た後俺を見てそう言った
『信頼されてるみたいで照れるんですが…』
イルミ「みたいじゃなくて、してるんだよ」
其の言葉に俺は顔を抑えて俯いた
其れを見てイルミは俺の顔を覗き込んだ
イルミ「…照れてるの?」
『……ご飯作ってきます』
イルミ「話逸らしたね」
俺はイルミの声を無視して
川の方に向かった
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鈴蘭の花 - めっちゃすこです (2022年2月11日 21時) (レス) @page16 id: 0940324fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜のジョバンニ | 作成日時:2022年2月4日 16時