何故汝はハンターになりたいのだ？ ページ31
キルア「俺のペースにつて来るなんて
結構やるじゃん。」
ゴン「そう？エヘヘ！」
キルア「っていうかみんなのペースが遅いんだな。
は〜あ、こんなんじゃハンター試験、楽勝かもな。
つまんねえの。」
ゴン「ねぇ、キルアとAは何で
ハンターになりたいの？」
キルア「俺？別にハンターになんかなりたくないよ。」
ゴン「えっ？」
キルア「物凄く難関だって言われてるから
面白そうだと思っただけさ。
けど、拍子抜けだな。Aは？」
『僕はハンターしか読めない本というのがあると知ったので
其の為に、ハンターになろうと思いました』
キルア「お前ホント、本好きだよな。ゴンは？」
ゴン「俺はさ、親父がハンターなんだ。
で、俺も親父みたいなハンターになりたいと思って。」
キルア「ふ〜ん。親父ってどんなハンター？」
ゴン「わかんない。」
キルア「プッ、アハハハ！
お前其れじゃ変じゃん！」
ゴン「そう？」
キルア「だって、親父みたいになりたいのに
親父の事分かんないなんてさ。」
ゴン「俺、生まれてすぐミトさんに育てられたから
親父は写真でしか知らないんだ」
キルア「誰だよ。ミトさんって。」
ゴン「ミトおばさん。」
ゴンの其の答えにキルアははぁと返した
判った様な判らない様なそんな返事だ
俺も少し首を傾げた
ゴンは其の反応を気にする事無く続けた
ゴン「親父も12歳の時にハンター試験
受けたんだってさ！
合格してハンターになって、そして島を出て行った。
俺を捨ててまで夢中になったハンターって
どんなんだろって。」
ふ〜んとキルアは返し前方の光に気付いて前を向いた
其れを皮切りにゴンとキルア、俺は速度を上げる
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作者名：月夜のジョバンニ | 作成日時：2022年2月4日 16時
