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谷崎を囲うように緑色の文字列が浮かぶ
樋口は其の異変に気付き谷崎から数歩後ろに下がった
谷崎「よくもナオミを傷付けようとしたね
『異能力【細雪】』!!」
谷崎を囲っていた文字列は辺りに広がっていき
ベールのような文字列と雪が出現した
樋口「この季節に雪?」
谷崎「敦君、Aさん、ナオミを連れて奥に下がっているンだ
此奴はボクが殺す!」」
谷崎に云われたようにAはナオミの手を引き
敦と一緒に奥に下がった
そして、また銃弾がきても大丈夫なように
谷崎と樋口以外の三人を囲う立方体を再び出す
弾丸が壁に当たる音が立方体内に響く
Aとナオミは“具現化しりとりの空間”に移転し
ナオミに此処で待って居てくださいと云って
Aは元の空間に戻る
其処には芥川の羅生門に刺された谷崎が横たわっていた
芥川「死を惧れよ、殺しを惧れよ、
死を望む者、等しく死に
望まるるが故に…」
敦の顔が惧れに染まる
Aは”完全なる立方体”を解き芥川を見据える
A(かなり、消耗してしまいました
太宰さんが来るまで持つでしょうか?)
芥川「お初にお目にかかる
僕は芥川、其処な小娘と同じ
ポートマフィアの狗」
そう云ってゴホゴホと咳をした
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作者名:月夜のジョバンニ | 作成日時:2021年12月6日 0時