今日:85 hit、昨日:9 hit、合計:19,337 hit
小｜中｜大
６４ ページ18
4人を囲む程の立方体が展開され
樋口から放たれた銃弾の雨が
凡て完全なる立方体に当たり
其の場に転がり落ちる
“完全なる立方体”は力の大小関係なく完全に防ぐ技
その分消費が激しいようで
数秒展開しただけでナニカは
認識阻害と詠唱途中に削られた分の
約１５倍削られた
其れでも“具現化しりとりの空間”を作った時に比べれば
空間作成時の十分の一にも満たない
A(そう考えるとジブリールさんという存在は
どれだけ出鱈目なんでしょうかね…)
Aは心の中で苦笑した
A以外の三人が異変に気付き辺りを見渡す
Aは今迄発動していた異能力を凡て解除する
薄紫色の水面のように揺らめく立方体は
ゆっくりと溶ける様に消えていった
樋口「真坂、もう一人の新人の探偵者が防御の異能力者とは
ですが此の至近距離で撃てば、防ぐ事も出来ませんよね？」
他の事に気を取られていた四人は何時の間にか
新しい銃弾を装填し直し
谷崎の後頭部に銃口を突き付ける樋口に気が付かなかった
樋口「そして、貴方が戦闘要員出ないことは調査済みです
あなたの傍にいる健気な姫君が後を追うので
先に行って貰いましょうか」
谷崎は樋口の言葉に振り向く
谷崎「あ？チンピラ如きが」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月夜のジョバンニ | 作成日時：2021年12月6日 0時
