【名探偵コナン】…秘密…8【降谷零】

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先日Aと降谷が一緒にいるところを
目撃してから、ずっとこの計画を
ジンは温めてきた

降谷がノックだとバレた訳ではない


ただ、降谷がジンにとって邪魔なだけだ


だが、その邪魔者ももうじきいなくなる…


そう考えただけで自然と笑みがこぼれるのだった









(ＦＢＩに連絡するべきかしら…)


キールはジンの話を聞いてから
ずっと悩んでいた


キュラソーの一件でノックだと疑われた際
公安からノックリストを盗んだことは
知っていた

つまり、ノックである自分と一緒に
疑いをかけられたバーボンは
ノックであるとキールは分かっていた


だが、今回疑われているのはバーボンのみ



最近は以前とは違って
監視の目も薄くなってきている



ただ、今回も赤井のとき同様
アジト内に監視カメラを付けられることは
予想していた



(伝えたところで爆発の中から
彼を助け出す方法なんてあるのかしら…)




まだ日にちはあるとは言えど
あの時とは状況が違いすぎる




(もし下手なことをすれば
自分の身も危うくなる…)




それだけはキールとしても避けたい





(とりあえず…
彼がノックなら死なせるのは惜しいわね…)




携帯を片手に素早くメールを打ち
直ぐに送信してしまう





(あとは…彼らがどうするか
運命を託すしかなさそうね)





キールは周囲を見渡し
その場を去った









赤井はキールからの連絡を受け
その事を降谷に話した




「まさか、僕まで狙われるとは…」




「だが、彼女が知らせてくれたお陰で
こうやって作戦を練る事ができる

しかし…監視カメラの元
どうやって爆発から逃げ切るか…」



赤井はコーヒーを飲みながら
考え込んでいる




「１つ…案があるんだが…」



降谷は顎に手を添えながら
赤井の方を向いた




「ほぉー、それは是非とも
じっくりとお聞かせ願いたいな」




赤井は嬉しそうに微笑んだ





「少々一般市民の協力をしなくては
いけないのですが…」



と、降谷が窓の外を向いた



赤井も降谷が協力してほしい人が
誰なのかわかった気がしたのだった

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