【名探偵コナン】…秘密…8【降谷零】

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(どうしよう…)


Aは一人で大学近くのカフェの
テラス席でケーキを食べながら考え事をしていた


次郎吉の電話を受けてから
まだ一晩しか経っていないが
頭からプスプスと煙が出そうだ

次郎吉の話はいつも急で
Aの頭を悩ませる


(糖分が足りない…)


Aは店員を呼んで
追加でケーキを５つ頼んだ




何気なくふと通行人に目を向けた

(あれ…あの人…)


スーツをパリッと着こなした
真面目そうな男性…


『風見さん…？』


Aが立ち上がって声をかけると


「Aさん…！」


風見は何処か救われたような顔で
こちらへ向かって来た


『風見さん、お時間があれば
ご一緒にどうですか？』


「宜しいですか？」


風見はメガネをクイっと上げると
Aの前の席に座った


『お久しぶりですね、お仕事中ですか？』


「ちょっと近くで聞き込み調査を
しておりました」


『お疲れ様です』


Aが微笑むと風見も微笑んだ


「あの…Aさん
急にこんなことを聞かれると
お困りになられるかも知れませんが…」

(降谷さんのためだ…)

「Aさんはお付き合いされている方が
いらっしゃいますか？」


風見は言いづらそうに質問した


すると、Aはふふっと笑って


『どうしたんですか？
好意を寄せている方ならいるのですが
残念ながら付き合っている方は
いないんです』


そう言った


「その、好意を寄せている方が
どんな方かお聞きしてもいいですか？」


Aは瞬きをしたが
ストローで紅茶を混ぜながらゆっくりと話す


『いいですよ…

日本人離れした綺麗な金髪で
褐色の肌に青い瞳で
まるで絵本から飛び出したような方です

頭の回転が速くて
運動神経も抜群、料理も上手で
所謂何でも出来ちゃう人ですね…

とは言っても色々あって
かれこれ３週間は音沙汰なしですが…』


遠い記憶を手繰り寄せるように
時折目を細めながら話した



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こんにちは作者の i です
いつもご覧頂きありがとうございます！

三連休は更新出来ずに
すみませんでした

これまでは１日５話の更新を
努めて参りましたが
最近多忙になりつつありますので
３話から５話の更新と致します

こちらの都合で申し訳ありませんが
今後ともよろしくお願いします！

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