229 ページ49
昨日、素敵な時間を過ごしたからか
とても久しぶりに爽やかな朝を迎えた
大きく伸びをして
ベッドから出るとカーテンを開ける
『快晴…』
空は雲ひとつなく
洗濯日和だと、Aは喜んだ
朝食を済ませ
カーテンやシーツなど
本日３回目の洗濯をしていると
♫…♫…♫…
(次郎吉おじ様…)
この時、Aは何となく
嫌な予感はしたのだ
したのだが…
それはAの予想をはるかに上回る
出来事の始まりだった…
『もしもし、おじ様
おはようございます！』
「おぉ、A！おはよう！
来週の土曜に
お前に買ったプレゼントの
お披露目会を
鈴木博物館で行うからの！」
(プレゼント⁈ )
『ちょ、おじ様！
どうして私へのプレゼントが
博物館でお披露目なんです？』
「お前が前々から
好んでおった宝石…
タンザナイトを手に入れたんじゃが
これがまたいい石でな
彼奴を捕まえるための
絶好の餌となりそうなんじゃ！」
『…彼奴？』
「なんじゃ、Aは知らんのか？
怪盗キッドを…
園子のやつは彼奴に
熱を上げとるというに…」
(あー)
キッド様、キッド様…！
園子が騒いでいたのを思い出す
また、面倒なことになったと
Aは頭を抱えた
「兎に角じゃ、
来週の土曜の夜
鈴木博物館でお披露目会を開催する
その時にお前の恋人も連れて来い！」
『待って、おじ様！
安室さんも招待するの⁈』
「無論じゃ！
詳しい内容はまた知らせる
またな！」
ツー、ツー、ツー…
『おじ様⁈』
叫んだところで
部屋に自分の声が虚しく消えていく
『はぁ…』
Aはそのままソファーに
倒れ込んで天を仰いだ
Aも次郎吉が
怪盗キッドを捕まえることに
熱を注いでいることは知っていたが
あまり興味が湧かなかったので
今までその場に立ち会うことは
避けていたのだ
『私だけじゃなく
透さんまで巻き込むとは…』
先が思いやられるのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 名無し56039号さん» はじめまして！貴重なご意見ありがとうございます(^^) 実は怪盗キッドは作成当初から登場させるか悩んでいたので、出す方向で話を進めます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします(o^^o) (2018年8月23日 16時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56039号(プロフ) - いつか怪盗キッド出してください！あと、お話とても面白いです！！更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年8月23日 14時) (レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - RURUさん» ジンのお話、気に入ってもらえたようで良かったです！いちご大福似合わないなぁ…笑 なんて思いながらも好物にしちゃいました(^^) これからもジン出てくるので恋しちゃってください！ (2018年8月20日 22時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
RURU(プロフ) - ジンの好物がイチゴ大福になるなんてギャップ萌です！キュンキュンしました！私は安室さん一筋でしたがこの小説を読んでジンにも恋しちゃいそうです！笑笑 (2018年8月20日 21時) (レス) id: b7492cc28b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - まゆさん» はじめまして！気に入っていただけたようで、とても嬉しいです^ ^ ジンはこれからもっと出てくる予定です！もっとキュンキュン出来るよう頑張ります！ (2018年8月20日 7時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：i
| 作成日時：2018年8月16日 11時
