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「Aお姉さん!」
私に気づいた歩美ちゃんが駆けてくる
『みんなこんにちはー!』
そう言えば元気な返事が聞こえる
「あら、来たのね…」
哀ちゃんはいつも通り静かに
返事をくれたけど
「Aくん
久しぶりじゃのー
今日は子供たちとカレーを
作ったから後で食べようぞい」
そう言われると
良い香りがする…
「Aさん…」
昴さんが大きな船をこちらに向ける
(あっ、昴さん持っててくれたんだ)
すぐに駆け寄り、袋を受け取ると
女の子たちを呼ぶ
『哀ちゃん、歩美ちゃん
私からプレゼントがあるの…
博士、こっちの部屋お借りします』
そう言って2人を連れて行く
「俺たちには
プレゼントないのかよー」
「君たちには
女の子たちがプレゼントだよ」
不満そうな元太を昴が宥めていた
「昴さんの言う通りだよ」
コナンはこれからAが
何をするのか予想がついていたのだった
『じゃあ着付けするよー』
2人とも好きな浴衣を選んで
着付けをしていく
歩美ちゃんは可愛らしい浴衣
哀ちゃんは大人っぽいシンプルな浴衣
(性格出るな…)
慣れた手付きで2人を終わらせると
自分もさっさと着替えてしまう
『おまたせしました!』
髪の毛も簡単に纏め上げて
2人とも可愛く仕上がった
「「うわぁ…」」
光彦君と元太君は
女の子たちに釘付けである
(あれ…コナン君は?)
笑ってはいるが
思っていた反応と違う…
「僕の着付けもお願い出来ますか?」
『えっ…?』
いつの間にか考え込んでいた
Aの後ろに立っていた
『良いですけど…』
また先ほどの部屋に戻って
昴の着付けを手伝う
『あっ、あの…
後ろ向いてますから
浴衣を羽織ったら声かけて下さいね!』
Aは恥ずかしそうに
くるりと後ろを向いて手で目元を覆う
(男の人の着替えなんて
殆ど見ることないから恥ずかしい…)
そんな様子を見て昴は嬉しそうに
微笑んだ
(本当に困ったお嬢様だ…)
昴は浴衣を羽織ると
Aの後ろからゆっくりと
抱きしめたのだった
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あい(プロフ) - 名無し56039号さん» はじめまして!貴重なご意見ありがとうございます(^^) 実は怪盗キッドは作成当初から登場させるか悩んでいたので、出す方向で話を進めます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします(o^^o) (2018年8月23日 16時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56039号(プロフ) - いつか怪盗キッド出してください!あと、お話とても面白いです!!更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年8月23日 14時) (レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - RURUさん» ジンのお話、気に入ってもらえたようで良かったです!いちご大福似合わないなぁ…笑 なんて思いながらも好物にしちゃいました(^^) これからもジン出てくるので恋しちゃってください! (2018年8月20日 22時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
RURU(プロフ) - ジンの好物がイチゴ大福になるなんてギャップ萌です!キュンキュンしました!私は安室さん一筋でしたがこの小説を読んでジンにも恋しちゃいそうです!笑笑 (2018年8月20日 21時) (レス) id: b7492cc28b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - まゆさん» はじめまして!気に入っていただけたようで、とても嬉しいです^ ^ ジンはこれからもっと出てくる予定です!もっとキュンキュン出来るよう頑張ります! (2018年8月20日 7時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:i | 作成日時:2018年8月16日 11時