【名探偵コナン】…秘密…5【降谷零】

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『どこに付き合えばいいんですか？』

Aは不思議そうに聞き返す


夕陽に染まり、Aの黒い瞳が
キラキラと光を放っているようだった


(まるで黒真珠だな…)



「今日はコナン君たちと一緒に
花火をするんですよ

もし良ければ
Aさんもお付き合い
頂けませんか？」


『花火ですか！良いですねー！』


Aは嬉しそうに笑った


『じゃあ、浴衣でも着たいですね…
ちょっと待って下さいね…』


Aは携帯を取り出して


『あっ、もしもし…Aです

そちらに浴衣がいくつか
ありましたよね？

今から使うので
準備して下さい

はい、全部出して下さい

いくつか選んで
持って行くので…

じゃあ…よろしく』


そう言って電話を切る



「ご自宅に浴衣があるのですか？」


『いえ、次郎吉おじ様の家に…

以前買って頂いたものが
着る機会がなくてそのままなので…

あと小さいときに
着ていたものもあるので
女の子たちは着付けを
してあげようかと…』


そう言って笑う


(哀ちゃんも歩美ちゃんも
コナン君のこと好きみたいだし…)


「それはいいですね！
では、僕の車で取りに行きましょう！」


そう言って昴はAの手を引く


(今日はこんなの多いな…笑)


そんなことを思いながら
昴の車で次郎吉の家に行くことになったのだった

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