【名探偵コナン】…秘密…5【降谷零】

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顔を洗って、歯を磨いて…
パジャマを着替えて
軽く髪の毛を纏める


そうしているうちに
だんだんパニック状態だった頭も
落ち着いてきた


(もう大丈夫…)


パチンと頬を叩くと
早速料理に取り掛かる



(７時に出るって言っていたよね…)


Aの腕からすれば
朝食の支度は簡単なものである

あっという間に出来てしまう


(今日は午後からだし…ついでに…)


そう思い、料理をまた作り始める




ガチャ…




30分もすれば
安室が着替えなどを済ませて
こちらへやって来た



「良い匂いですね…

何かお手伝いしましょうか…？」


安室がAの隣に立つ

それだけでじんわりと
胸が温かくなるのがわかる


『じゃあ…お茶をお願い出来ますか？』

「わかりました」


安室は慣れた手付きで
お茶の準備をする


『安室さんは朝はご飯派ですか？
それともパン派ですか？』


「僕はご飯ですね
Aさんは？」


『私もご飯派です

朝はご飯とお味噌汁って
昔から決めているんです

人によると思いますが
パンはすぐにお腹が空いちゃって…笑』


Aが笑ってそう話すので
つられて笑った


『あっ、よく食べるもんなって
思ったんじゃないですか？』


実際Aは良く食べるのだが…


「良く食べる方が健康的で
僕は好きですよ」


そう返されて
Aは顔を赤くした


『安室さんは
そういうことをサラリと言うから
ズルいです…』


Aはボソボソと
呟きながら料理を続けた

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