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優雅な雰囲気でディナータイムは終わり
軽く休憩を挟んで
漸くショータイムの時間となる
明るかった会場はダウンライトだけになり
どこか緊張感を感じる
『ドキドキしますね…』
こそっとサンジに話しかければ
「そうだな」
そう言って微笑む
「ヨホホホホー」
スピーカーからお馴染みの声が響き渡る
(来たっ…！)
Aはグッと拳を握った
そして、次の瞬間…
ステージ上にソウルキングの姿が現れた
拍手喝采とはまさにこのこと
一気にワッと盛り上がる
ギターの音が会場を包み
先ほどとは打って変わって
皆熱気を帯びてくるのを肌で感じた
一曲演奏を終えると
「みんな、ソウルキングだぜ…！
最後まで楽しんでくれぃ！」
と、挨拶があり
２曲目の演奏が始まる
(こりゃ、想像以上だな…)
流石はソウルキングという名前だけあって
会場にいる誰もがもう彼に夢中である
向かいに座っているAも
ステージに目が釘付けでとても楽しそうだ
(あぁ…、Aちゃん…
そんな君も美しい…っ！)
サンジはAの方しか目に入っていなかった
ソウルキングは時折
骨だからと言いながら牛乳を飲みつつ
どの曲も全力で歌い続ける
時にはステージから降り
観客の周りをゆっくりと歩きながら歌ったりして
大いに盛り上がりを見せた
だが…、１時間とは短いもので…
「最後の曲、みんな聴いてくれ！NEW WORLD ！」
ワァァァッ…
「ある英雄の話
王になる男の話
いつも戦況は”待ったナシ”
踏ん張って ビーサンに裸足・・・」
(良い歌じゃねぇか…)
歌を聴いてサンジはフッと微笑む
チラリとAの方を見れば
一緒に歌を口ずさんでいた
(Aちゃんが楽しそうで良かった…)
ワァァァッ…！
会場が一帯となり
興奮は最高潮のままにソウルキングのショーは
幕を閉じた
手を振ってステージを後にしたソウルキングを
見つめながらAは涙を流した
『サンジ君、ありがとうございます…
もう胸がいっぱいです…！』
ぽろぽろと流れ落ちる涙に
輝かんばかりの笑顔を見せるA
(そんな姿を見せられると…)
今すぐ抱きしめたい衝動に駆られて
サンジはゴクリと喉を鳴らしたのだった
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
