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ドックン…ドックン…ドックン、、、
いつのまにかエースの右手が
Aの頬に触れている
その部分が熱く感じるのは
Aの熱か…
それとも、エースの熱なのか…
『エースさん…』
Aはエースから目を逸らせずに
どうしたらいいかわからないまま
ただ、エースと見つめ合う
「ルフィが…
あいつがお前にプロポーズしたって聞いたら
俺も早くこの気持ちを伝えねェと
どうにかなってしまいそうだったんだ」
切なげな声色に胸の奥がぎゅっとなる
(ルフィくんに聞いていたんだ…)
同じ人を好きになってしまうのは
なかなか辛いものがある
ましてやそれが兄弟だったら
尚更のことだろう
「あいつは自慢の弟だ
それでも…
お前だけはルフィにも他の奴にも
渡したくねェんだ！」
ここまで来るのに
どれほどの葛藤があっただろう
Aは灼熱の炎のような
熱い想いをエースから告げられる
触れ合っているところが熱い…
「A、お前が困るのは重々承知で言う
今すぐじゃなくていい
俺を見て欲しいんだ」
『私は……』
(なんて言えば…)
こんな時、優柔不断な自分が
とても情けなくて、嫌になる
Aは俯向いて、下唇を噛んだ
「言ったろ、今すぐじゃなくていいって
だから、ゆっくり考えてくれよ…」
声がして顔を上げれば
優しい眼差しのエースが
Aの頭を愛おしそうに撫でた
『すみません…』
「構わねェよ
俺のことで悩んでくれるなら
俺はいくらだって待てるんだ
な？そろそろ帰ろうぜ」
いつもの笑顔で笑うエースに
Aはホッとしたのである
・
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・
帰り道、ラジオを聴きながら
２人はアパートを目指す
「ＤＪアプーのリクエストコーナー
アッパッパッパッパー！
アプーさんこんにちは
先輩に恋をしています
でもなかなか素直になれません
勇気を出して話しかけたいので
この曲を流して下さい
おぉー、頑張ってくれよー！
では、恋するプリンさんのリクエストで
Ｖ６で Super Powers ！」
軽快な音楽に少し心も軽くなる
エースも時折指でリズムを刻んでいる
会話はしていないが
何故か心地良くて
Aはいつの間にか
そんなエースを見て微笑んだ
すると、エースもこちらに気づいたように
口角を上げて笑ったのである
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
