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『はい、エースさんの分』
エースの考えていることなど
全くもって気にしていないA
予め準備してきていたタオルを
エースに渡すが
「あっ、悪りぃ…」
受け取ったエースの様子がどこかおかしい
(えっ？どうしたんだろ…)
Aは不思議に思いながら
『タオルちゃんと洗っているので…』
なんて、口走ってしまう
「あ、あぁ…」
返事は返しているものの
タオルを持ったまま固まっているのだ
(ヤベェ…)
ドクン…ドクン…ドクン…、、、
この状況は危ないと
エースの頭の中で危険信号が鳴り響く
車はAのシャンプーのが充満していて
まるでお風呂上がりに
後ろから抱き締めているかのような
感覚に陥りそうだ
そして、この車は軽自動車
運転席と助手席は
お互いの体温を感じてしまいそうな程
近いのだから尚更だ
『エースさん…？』
「なっ、何だ…？」
エースが目線を上に上がると
(…ッ⁈ ⁈ )
Aがこちらへ
ゆっくりと手を伸ばした
ピタッとAの手が
エースの額に添えられる
『熱はなさそうですね、良かった』
ホッとした表情で笑いかけるA
その笑顔がまたエースの心を乱していく
ドックン…
そんなAとは裏腹に
エースの心臓はこれでもかというくらい
スピードを上げて動いている
(近ェ…)
エースに触れるために
Aが近づいたのだ
Aの腕が離れようとするのを
エースは無意識のうちに握っていた
『えっ⁈』
目を見開くA
「あっ…、これは…だな…」
自分でも何をやっているのかと
エースは焦っている
(もうルフィは
Aに告っちまってんだぞ…)
脳内でルフィが眩しいほどの笑顔を
向けながらプロポーズをする様子が
思い浮かぶ
握っている手は離したくなくて
じわりじわりと汗をかきながらも
エースはAの手を優しく包んだ
(俺は逃げねェ…！)
フーっと息を吐けば
頭が少しだけクリアになる
そして、未だ首を傾げながら
エースのことを見ているAに
「なぁ、A…
少しだけ俺に時間をくれないか？」
と、真剣な眼差しを向けたのである
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
