assistant ページ36
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『まさか、３人いっぺんに高熱とはね…』
そう呟くAは髪を１つにまとめ、苦笑いした
「あのなァ、こっちは笑い事じゃないんだぞ！」
そう言いながら懸命にペンを握る鼻の長い男…
『売れっ子さんは大変ね』
「あぁ、なんたって人気漫画家だからな！」
フンと自慢げにキメ顔をするのは
Aの大学時代の友人のウソップである
ウソップは大学卒業後に描いた漫画
その名も " 狙撃戦士 そげキング " が
某有名少年誌に掲載され、まさかの大ヒット
おまけに、アニメ化から
とうとう去年の夏に映画化
そして、極め付けはコレである…
「そげきの島でー、生まれたおーれーはー…♪」
『ねぇ、その歌…、やたらと耳につくから
やめようよ…』
Aが呆れた声で言うが
「何言ってるんだ⁈ 俺のデビューシングルだぞ！」
そう、その主題歌をウソップ本人が担当
これまでに漫画家自ら歌を歌うなんてことが
あっただろうか…
Aも当時、近所のコンビニでこの歌が
流れた時にはとても驚いたのを覚えている
そうそう、そして何故Aが
ウソップの家にいるかというと…
ウソップのアシスタント
にんじん、たまねぎ、ピーマンの３人が
一気に風邪で寝込んでしまったため
AにSOSがかかったという訳だ
(ウソップだけ風邪引かないなんてね…)
◯◯は風邪引かないというが
そういうことなのだろうか…
とにかく、Aは自分の仕事はある程度
キリをつけてから、こうしてやって来たのだ
「A、ここの背景頼む」
『分かりました』
時折、ウソップの歌声が聞こえるが
２人は締め切りに間に合うよう
仕事はしっかりと進める
・
・
・
「短期間で５人も…⁈
そりゃ凄いなぁ…」
休憩中、２人は恋話をする
昔からウソップとは
恋話をすることが多いのだ
『ははは…、返事しなくちゃいけないから
少し悩んでる…』
コーヒーを飲みながら話すAは
どこか疲れて見える
「じゃあ…、お前のアパートの住人で
告白していないのはあと３人か…」
ウソップはいつの間にか適当な紙に
アパートの部屋の図を描いている
『あと３人って…
もう言われることないよ…』
Aは呆れた目でウソップを見る
「いーや、わかんねぇぞー！」
なんて、笑うウソップ
(他人事だと思って…)
Aはため息をついたのだった
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
