朝の訪問者 ページ32
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ゆっくりと朝日が窓から差し込み
Aはゆっくりと瞼を開けた
(まだ眠いけど…)
何となく起きなくてはいけない気がして
思い切り伸びをするとベッドから出た
昨日は帰宅後すぐにルッチに電話したのだが
ルッチはどこか不機嫌そうだった
それが少し気にはなるものの
どちらかと言えばルッチは怒るだろが
昨日のゾロとのことのほうがよっぽど気になる
ここ数日で、ロー、ロシナンテにルフィ
それからゾロと４人も立て続けに告白された
一体何の試練なのだろうか
(とうとうモテ期到来なのかな…？)
なんて考えるが
今までの人生、モテたことなんて
殆ど無かったため
なんだか擽ったくて変な感じだ
顔を洗って、歯を磨いて…
朝食にフレンチトーストと豆乳の野菜スープを
作り始めたときだった
─ピンポーン
Aの部屋のインターホンが鳴ったのである
(誰だろ…)
『はーい！』
パタパタと動きながら考えるが
全く予想もつかない
まだ朝の８時前なのだ
余程の用がある人物だろう
ドアスコープから覗いてみれば
『えっ、ルッチ…⁈ 』
そう、幼馴染のルッチが立っていたのである
ガチャっとドアを開ければ
ルッチが玄関へと入って来た
『おはよう、ルッチ
朝からどうしたの？』
Aがルッチを見上げれば
ルッチは無言のまま、Aを抱きしめた
『ちょ…、ルッチ？どうしたの？』
Aは驚くばかりで慌てるが
ルッチは無言だ
そして、抱きしめられたと同時に
ふわりと香るアルコールの香り
『ルッチ…？お酒飲んだ？』
Aが問いかけるが返事はない
実は酔っていても顔に出ないルッチ
酒にはかなり強い筈だが…
余程のことがあったのだろうと
Aは何とかルッチを支えて
ヨタヨタとベッドへ運ぶ
(あの酒豪のルッチがこんなにもなるなんて…)
自分よりも身体の大きなルッチを
どうにかベッドに下ろせば
ルッチはどこか安心したように眠り始めた
『どうしたの…ルッチ…？』
ベッドの側に腰を下ろして
ルッチの長い髪を掬う
真っ黒でふわふわとした髪は
いつから伸ばし始めたものだったか ─
色々と思うことはあるのだが
しばらく寝かせてあげようとAは寝室を出た
そして、朝食を食べて何気なく携帯を手にすれば
丁度カクから電話がかかってきたのである
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
