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(寝ろ、寝ろ、寝ろーっっ！)
いよいよ明日がAとデートの日
サンジはいつもの時間に
ベッドに入っていた
が
(全然寝れねぇ…！！)
明日のことを考えると
楽しみすぎて眠れないのだ
Aのことを考えないようにしているものの
ついつい考えてしまって
興奮して鼻血を出したり
目がハートになってメロリンしたり…
遠足が楽しみで眠れない子供…
なら良かったのだが
これでは、デートが楽しみ過ぎて眠れない
ただの変態にしか見えない
既に明日のデートではなく
今日のデートになってしまっていた
時計の短い針はもうじき
３を指し示そうとしている
(目に隈を作ってデートに行く訳には
行かねェ…！
そりゃ、レディに対して失礼だ
兎に角、早く寝ろ俺っ！)
布団をバザッと頭から被り
ぶつぶつと言葉を発する
「クミンシード、ターメリック、カイエンペッパー
コリアンダー、ガラムマサラ…」
Aのことを思い浮かべないように
ひたすらカレーのスパイスを呟く
「カルダモン、シナモン、ローレル…」
何かの呪文のようだが
効果はあったようで…
いつのまにか寝てしまったのである
・
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・
(シャワーは浴びたし
髪の毛もセットした…)
アイロンをかけたシャツに袖を通せば
気も引き締まる
時刻は只今17:10
Aとの待ち合わせは
アパートの前で17:30
準備万端のサンジは
狭い部屋の中を行ったり来たり
「あぁーっっ！落ち着かねェ！！」
大声で叫べは
隣の部屋からガンっと壁を殴る音がする
恐らくゾロの部屋からだ
「あんのクソマリモが…」
と、ゾロの部屋の方の壁を睨みつけて
もう一度、鏡を見ながら身嗜みのチェックをする
「今日はバッチリ決めて行かねぇと」
ワックスでセットしたサンジは
凛々しい表情である
時計を見ればそろそろ20分になろうとしている
「レディを待たせる訳にはいかねェ」
サンジはAのことを思い浮かべ
鼻の下を伸ばすと革靴を履き
部屋を後にしたのである
・
・
・
(これで…準備出来た)
Aの方も準備が整ったようで
部屋を出た
(あっ…)
既にサンジが待っているのだろう
煌びやかな金髪と
タバコの煙が風に靡いている
『サンジ君、おまたせしました！』
Aは小走りでそちらへと向かった
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
