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(どうしたんだろ…)
Aはそう思いながら
右横を歩く男…、ゾロを見上げる
あれからすぐにAとゾロは
ＣＰ９を後にした
すると、無言のままゾロはAの手を取り
歩き始めたのだ
それもアパートとは反対の方向へ…
それだけならまだしも
先程からどこかゾロは上の空
何度も
『反対方向ですよ』
と、言っているのに
「あぁ…」
と、返すばかり
(このままじゃ帰り着かない…！)
Aは普段履かないヒールの高い靴
さすがに長距離はしんどい
繋がれた腕を何度か引っ張ってみたが
力の違いなのかゾロは気づかぬまま
周りは住宅が多いため
大きな声を出せば近所迷惑
(仕方ない…！ゾロさん失礼します！)
Aは最終手段に出ることにした
ギュッ…
(何だ…？)
急にお腹に柔らかいものが引っ付いてきて
ほんのりと温もりを感じる
ゆっくりと足を止め
ゾロが足元へと視線を向ければ
Aが抱きついているではないか
(んな…ッ！？)
「何してんだ、お前！」
暗闇でも分かるほどゾロは顔を真っ赤にして
慌て始める
『夜遅いんですから、静かにして下さい！』
シーっと口元に人差し指を立てて
Aはゾロを見上げた
「悪りぃ…」
取り敢えずそうは言っているものの
ゾロの心臓はバクバク
その仕草にゴクリと喉を鳴らした
Aは気にしていないが
女性の象徴をゾロに押し付けている上に
上目遣いがプラスされ
理性の糸が切れてしまいそうなのだ
だが、ここは住宅街
そして、目の前にいるのは
�犧�は�畆�分の住んでいるアパートの管理人だ
ゾロは剣道の試合並みに精神を統一させ
ゆっくりと息を吐く
すると、自然と理性も戻ってくる
『ゾロさん、帰り道は反対です
一体どこに行くつもりですか？
変なところに連れて行かないでくださいよ』
Aが若干眉毛を下げながら笑う
「いつの間に…！ここどこだ？」
なんて、急にキョロキョロし始める
「それに、変なところってなんだよ…」
ゾロは決まりが悪そうに
頭をガシガシと掻くと
離れるタイミングを忘れていたAを見つめる
『ん？』
視線がぶつかると
Aはどうしたのかと
少し首を傾げた
そんな無防備なAをゾロは
そのまま力強く抱きしめたのだった
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
