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２人の男はバチバチと火花を散らしているが
それでも食事も飲み物も進む
結局、Aはノンアルしか飲めなかったが
終始ご機嫌である
(食事も飲み物も美味しくて
やっぱりＣＰ９はいいお店だな…)
なんて、ジャブラがサックスで奏でる
Body and Soul に耳を傾ける
素敵な曲だが終わりかけの愛に
必死にしがみつこうとする
切ない歌詞のバラードとだけあって
本人も憂いを帯びた様子だ
「ありゃ、自分に酔っとるの…」
『そうかも…』
と、ジャブラを見てカクと苦笑いした
ゾロは目の前でグラスを拭く男…
ルッチが気にくわないが
ここまで来てAと何も進展がないなんてことは
あってはならないと脳筋なりに頭を使う
酒のペースは中々早いがそれでもゾロには
関係ない
(アパートまでの帰り道は２人きりだろうが
この男が大人しくしている訳がねェ…)
ゾロはグラスに残っていたアルコールを
勢いよく喉に流し込む
(だったら、この帰り道のうちに
俺を見るよう仕向ければいいのか…！
そうすりゃ、コイツが手を出しても
関係ねぇ！)
自然と口元が緩みカウンターの下で
小さくガッツポーズをする
(作戦その２ 帰り道に俺の気持ちをぶつける！)
どうやら、２つ目の作戦が決まったようだ
先程と打って変わって
機嫌良さそうにするゾロを
ルッチは怪訝な顔で見ていたのだった
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その後もジャブラの演奏を聴きながら
ゾロをはじめ、ルッチ、カク、カリファとも
会話を交えながらAはグラスを開ける
気がつけばそうこうしているうちに
あっという間に１０時を過ぎている
いくらAでも
嫁入り前の立場で遅くまで男性と２人で
飲み歩くのはちょっと気がひける
『ゾロさん、楽しいんですがそろそろ…』
Aが控えめに声をかければゾロも
「もうこんな時間か…」
と、自分の腕時計を確認する
『今日は本当に楽しかったです』
少しだけ残ったカクテルグラスを持つと
Aは改めてゾロのグラスにそっと当てた
『優勝本当におめでとうございます！』
そう言って視線を合わせ微笑む
「…ッ、ありがとな…」
その笑顔にガシッとハートを鷲掴みにされた
ゾロはブワァっと湧き上がる感情を
残ったグラスのアルコールで何とか流し込んだ
(コイツ、心臓に悪りぃ…！)
ゾロは無意識に自分の胸を掴んでいたのである
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
