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「A、久しぶりだな…
ゆっくりしていけよ」
厨房から現れたのは
ここの雇われマスターのブルーノだ
料理が得意でこのバーでは
コックをしている
バーでは珍しくしっかりとした食事が出来るのも
彼がいるからだ
ちなみにオーナーは
カウンターの一番端でいつもチマチマ飲んでる
スパンダムだ
いつも何かとカリファにセクハラだと言われ
なかなか仕事もしていないため
本当にオーナーなのか怪しい
まぁ、とにかくブルーノは
Aたちの前に自家製ソーセージを出した
「ローズマリーをきかせたソーセージだ」
『うわぁ…、頂きます』
「美味そうだな…」
こんがりと焼けたソーセージは
外がパリッと中がジューシーで
食べたところからジュワッと肉汁が溢れてくるが
ローズマリーの風味でしつこさはなく
さっぱりととても食べ良い
『美味しい…っ！』
「ウメェなこれ…！」
Aもゾロもどうやら気に入ったらしい
流れてくるジャズの曲にAは
ふと口を開く
『気のせいかな…、ジャブラさん
今日は何かあった…？』
美しく奏でられる曲が
何処か哀愁を帯びているのだ
「そりゃ、 また フラれたからじゃろ」
急に後ろからカクが話しかけてくる
『また…ですか…』
「あぁ、 また じゃ…
いい加減諦めの悪い男じゃの…」
カクはそう言って向こうで
ピアノを弾いているジャブラを見る
『ギャザリンさんでしたっけ…』
「もう随分と長いこと片想いしているな…」
ブルーノもルッチもジャブラに視線を送る
「なんだ、アイツ振られたのか…」
ゾロはそんな無神経なことを言いつつ
つられてジャブラを見た
「それにしても、 また って
アイツそんなに何回も振られてるのか？」
ゾロの問いにすかさずカクが答える
「週に一度はデートに誘っとるようじゃが…
一度も成功したところは見たことないの」
カクの言葉にブルーノも頷く
「週一…、スゲェな…」
ゾロは目を見開いて驚く
(週に一度、Aにフラれたら…
そりゃヘコむだろうな…)
チラッとAを盗み見れば
カクと仲が良いだけあって盛り上がっている
自分じゃない男とあまりにも楽しそうに
話すのでゾロとルッチは不機嫌そうだ
(みんな色恋に忙しいな…)
と、大人なブルーノはそんな２人を見て
ため息をつくのだった
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
