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暫く他愛もない話をしていれば
コト…っと２人の前にグラスが置かれる
「これは何だ…？」
ゾロはタンブラーをまじまじと眺める
「ブランデーアメリカン軽くさっぱり飲める
食前にも飲まれるカクテルだ」
相変わらず客商売のくせに
ルッチはニコリともしないが
仕事はきっちりとこなす
『さすがルッチ！
じゃあ、ゾロさん乾杯…！』
「おう！」
グラスを小さくコツンと鳴らせば
今日のカクテルは何だろうと
Aはワクワクしながらグラスに口をつける
(…！)
その瞬間、Aは
バッとルッチと視線を絡めた
『ちょっと、これノンアルじゃない！』
Aはムッとした顔でルッチに抗議する
そう、Aが飲んだカクテルは
ノンアルコールのもの
勿論、ルッチは分かってそうしている
「男と２人で酔われたらかなわない
今日はノンアルにしとけ
ちなみに今お前が飲んだのは
シンデレラ
カクテル言葉は�猝憾�る少女�瓠�
口角を上げ、ニヤリと笑うルッチは
相変わらずかっこいい
もともと学生時代から
そのルックスとクールな素振りで
女子からは絶大な人気を誇っていたが…
まぁ、本人は興味がなく
皆泣く羽目になるのだ
Aは不覚にもドキっとするが
すぐさま言い返す
『私もうそんな歳じゃないんだけど…』
少しふくれっ面を見せるが
オレンジ、レモン、パイナップルのジュースが
合わさったこのカクテル
文句は言いつつもとても美味しい
「美味いんだろ？」
そう言ってルッチはカウンターから
勝ち誇ったような表情を浮かべている
(今日は本当にお酒出してくれないんだろうな…)
結局、Aはルッチの言うことを
聞く羽目になるのだ
(コイツ…ぜってぇAのこと好きだろ…！)
ゾロはそんなAたちのやり取りを聞きながら
ルッチを目で威嚇する
ルッチも負けじと鋭い眼光を放っているため
側から見れば恐ろしい構図なのだが…
Aは全く気づいていないのか
はたまた気にしていないのか…
シンデレラがお気に召した様子で
幸せそうにグラスを傾けている
まさか、Aに酒を飲ませないという
ルッチのこの徹底振り…誰が予想しただろう
(ここまで予定が狂うとはな.)
ゾロはタンブラーを傾けながら
幼馴染という厄介なポジションを
どう切り抜けるか考えなくてはならなかった
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あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
