・・・ ページ14
・
カタクリの花びら餅をゲットして
他の目ぼしいものを持っている籠へと入れて行く
(太りそうだけど…
甘いものはやめられない…！)
店内は甘い香りが漂っており
我慢するなんて難しい
まさに誘惑の店なのだ
食いしん坊なら分かるだろうが
この香りだけでご飯を食べれそうな程である
(これくらいにしておこう…)
ある程度は予想していたのだが
いつの間にやら籠はお菓子でいっぱい
ここに花びら餅は入っていないので
荷物はまだ増える
(結構な量になったから
金額も凄いかもなぁ…)
と、少し財布の心配もするが
なんて言ったって今日は月に一度の特別な日
これくらいは大目に見られる
混雑していたレジ付近も少し落ち着いていた
店員たちは無くなったお菓子を
補充しながらAに挨拶してくれる
Aも挨拶をしながら
知った店員とは少しお喋りをした
(そろそろ帰らないと…)
帰って準備しないといけないのだ
レジではブリュレが
カタクリの花びら餅を準備して
待っていてくれた
「ウィウィウィ
いつもありがとうね」
『いえ、こちらこそ
いつも美味しいお菓子をありがとうございます』
Aとブリュレが笑顔で話しながら
会計を済ませていると
Aの買った袋の中に
ヌッと大きな手が入った
２人が驚いてそちらを見れば
カタクリが何か入れたようである
「試作段階のお菓子だ
今度感想を聞かせてくれ…」
『わかりました
有り難く頂きますね』
Aが微笑むと
カタクリは少し目を細めて
また厨房へと戻って行く
(兄ちゃん…、よっぽどこの子のこと
気に入っているんだね…！)
ブリュレは嬉しそうにAを見た
「「ありがとうございましたー」」
Aは両手にトットランドの紙袋を持ち
アパートを目指す
(早くしないともう来てるかも…！)
足早に三皇通りを歩いたのだった
・
・
・
その頃…アパートでは…
「あー、そういや今日か…」
「ん…、ゲッ…あいつの来る日か…」
「おっ、おーい！」
しっかりとスケジュールを覚えている者
カレンダーを見て思い出す者
本人が来るのを見て思い出す者
と、三者三様ではあるが
思い出された本人は
今日も大変な目にあうのは間違いと
思っていたのである
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます！ハンコック様ですね！ちょっと先になるかもしれませんが、登場させますね^ ^ これからも、よろしくお願いします。 (2019年4月7日 17時) (
レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
あん - すごく面白いですね。これからも、頑張って下さい(￣^￣ゞあと、ハンコック様を出して頂けると嬉しいですO(≧∇≦)o (2019年4月7日 15時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 名無し20284号さん» ありがとうございますッ！最高の褒め言葉で嬉しさのあまり、叫んじゃいました笑 私のペースで更新します。これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年3月5日 11時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し20284号(プロフ) - 本当に最高の作品です。話が投稿されるたびにおもしろ度の投票が出来ないことがとても残念に思いますT^T お身体に気をつけながら投稿頑張って下さい！ (2019年3月4日 20時) (レス) id: 9beccee760 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - chiharuさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします^ ^ (2019年2月1日 15時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：i
| 作成日時：2019年1月29日 15時
