SixTONESの橙色 (ページ9)

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～juri side～

髙地が泣いてるとこなんて

いつぶりに見ただろう

いや初めてかもしれない

みんなの空気が重い

しかたないけど

だって突然

もう目を覚まさない？

冗談じゃないよ…

俺らはそのまま解散になった

家に帰っても

実感がわかないまま

次の日の朝を迎えた

樹「…はよ」

京「おはよ」

北「はよ」

ジ「今日は遅刻しなかったなAHAHA！」

慎「……」

そんな気分でもなかったけど

髙地の収録にお忍びで

観客として行くことになった

終わったらすぐ行けるように

京「何気に髙地の仕事してるとこ初めて見るな」

樹「番組みてなかったんかよw」

京「見ようと思って忘れる」

ジ「AHAHA！大我らしい」

慎「…確かにね」

良かった。みんないつも通り

…無理してるのかもしれないけど

まぁそうでもしないと

自分の気持ちをたもってられないから

…慎太郎お前を除いてだけどな

─会場入り─本番中─

ジ「こーち無理してんな)ｺｿｯ」

慎「…えっあぁそうだね」

北「髙地の笑顔はあんなんじゃない…」

樹「珍しいな、お前が髙地ほめるなんて」

北「…別に、褒めてないし」

京「…静かに見ろよな」

まぁこんな感じで

収録が終わった

楽屋に行くと

何人かの先輩方に心配されてる髙地の姿

あれだけミスってたら心配もされるわな

髙「…すいません。色々ミスって」

『大丈夫、大丈夫！無理しないでな！』

髙「…はい。それではお先に失礼します。」

『おう！』
ｶﾞﾁｬ

髙「はぁ…ごめん待たせて！行こうか！」

はぁ…強がっちゃって

こうゆうとこだけはちゃんと最年長なんだから

どんなにメンバーの前でも

弱音ひとつ吐かない

それどころか今、慎太郎のこと心配してるし

自分が1番不安なくせに

たまには俺らのことも頼れっての…

仲間なんだからさ…