SixTONESの橙色 (ページ8)

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～kouti side～

俺は北斗が精神安定剤を打たれて

眠っている間に

みんなが待ってるらしい

場所へ向かった

向かっている間

何度か信号無視しそうになった

ふざけてるわけじゃない

ただ1人では情報量が多すぎただけ

なんだかすごく遠く感じた場所に

やっとの思いで

着いた

ドアを開けると

みんなが不安そうな顔でこちらを見ている

樹「…2人は？」

樹が口を開いた

髙「…北斗はとりあえず大丈夫…意識はある…でも……麗音は……もう…目覚まさないって………」

さっきまで我慢してた物が一気に崩れた

安心したからかもしれない

ジ「…髙地」

慎「…え、嘘だよね…？麗音が…？」

京「…」

髙「…俺だって……嘘だって思いたかった…ｸﾞｽｯ……でも…この目で見たから……ｸﾞｽｯ……心臓は動いてるのに……ｸﾞｽｯ」

俺は足に力が上手く入らなくなって

崩れ落ちそうになった

ジェシーが支えてくれてなんとか立ち上がったけど

ジ「…1人で行かせてごめん。髙地に全部背負わせちゃって。」

そう言って抱きしめてくれた

普段なら恥ずかしくて突き飛ばすけど

今日はとても安心できた

あーあ年下に心配されるなんて…ダッサ…

樹「…そっか。…北斗はどうなの？」

髙「…北斗は…頭打ったので言語障害……あと麗音が目の前で引かれたショックで……ちょっとパニックになってる……今は精神安定剤打ってもらって…寝てる…」

慎「…無理もないか…大好きな友達が…目の前でね…」

京「…明日みんな空いてる？」

大我が口を開いた

さっきまで静かだったのに

樹「…空いてる」

慎「うん。」

ジ「一応」

髙「…ごめん…昼からなら空いてる…テレビの収録有るから…」

京「…じゃあ明日の昼。みんなで病院いこう」

樹「…分かった」

慎「……」

ジ「慎太郎、大丈夫？」

慎「…俺耐えられないかも、」

ジ「俺らいるから大丈夫だって」

慎「…分かった…行く」

髙「分かった…」

本当は逃げたい

でも

ここで逃げたら

麗音に失礼だから

仲間だから