SixTONESの橙色 (ページ18)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:46,964 hit

15《仲間1》ページ18

～hokuto side～

慎太郎は暖かい

ずっと昔から

メンバーに馴染めなくても

いつも気にかけて話しかけてくれて

SixTONESの太陽みたいな

そんな存在

ほら、今だって

強ばった体に

温かさが染み込んでくる

北「ごめ…『俺ごめんって言われるの嫌いだなぁーﾆｺｯ』」

北「ﾌｯ…あり…と」

慎「どーいたしまして」

密かに俺の心の拠り所

慎「メンバーの悩みはみんなの悩み、メンバーの苦しみはみんなの苦しみ。みんなで悩んでみんなで分け合おう？北斗だけの責任じゃないんだから、辛いことは全部話して？」

北「し、たろ…」

慎「ははっ」

俺、こんな涙脆かったっけ？

事故で涙腺おかしくしちゃった？

慎「あーあー、泣かないの！目腫れちゃうよ？」ｽｯ

北「ごめっ…な、かなみ…もろ、なった…」

慎「あははっ昔のほくちゃんにもどったんだ」

あぁそうかもしれない

バカレアの時なんて特にそうだ

映画の撮影終了日

今の俺には考えられないくらい

泣いてた

麗「お前泣くなよっ！！」ﾊﾞｼｯ

そう言う麗音も

俺の1.5倍くらい泣いてたけど

慎「ねぇほくちゃん」

北「？」

慎「屋上でも行かない？」

北「ｺｸﾘ」

俺が思い出に浸ってると

慎太郎から

屋上に行こうと言う誘い

そういえば久しぶりに行くかもしれない

小さい頃はよく

来てたんだけどな

慎「体調悪いとかあったらすぐ言ってね？」

北「わ…てる」

一応頭を打ってる身だから

気をつけて行こう

エレベーターに乗って、階段を登って

いざ屋上

ｷｰｯ
慎「うわぁー！めっちゃ天気いい！」

そこには雲ひとつない澄み切った青空が

広がってた

北「きれー…」

しばらくの間

その景色に浸っていた