I Love “IDOL” (ページ4)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:23,718 hit

.3. ページ4

__

会場入りしてからは、あっという間だった

チケット貰って、運がいいことにセンターステージ

真ん前で、

京本と髙地は、『北斗、運よすぎない！？』

って、驚きまくり

いよいよ、会場全体が暗くなって、ペンライトが会場の照明がわりにキラキラと光ってる

大きな音がして、スポットライトがセンターステージに当たって、幕があいた

目の前のステージには、キラキラと光る衣装に身を包んだ三人いて、

息を飲んだ

慎太郎くんが、慎太郎くんがいる、

目の前で、キラキラ笑顔で楽しそうに踊って、歌ってる

俺の目には、もう慎太郎くんしか見えてなくて

夢中でペンライトを振って、すっかりファンとして溶け込んでいた

ライブと中盤に差し掛かってきた頃、

お楽しみのファンサタイム

ジェシーくんや、樹くんは丁寧に団扇をよんでファンサをしていくなか

慎太郎くんは、ブロックごとに手を振ったり

流れるように指さしをしたりしてて、2人が言っていた通り

特定の人へのファンサはしないみたい

俺たちの前に、まず樹くんが来た

京本のうちわに書いてある、[樹くん大好き！]
をよんで、

樹『俺も大好き』

と、特大ファンサとともに指ハートを残していった

京本は、その場にへたりこみ、放心状態

次にジェシーくんがきた、

彼は髙地を見つけるや否や、うちわとか関係なしに

全力両手お手振り

その後、髙地のうちわに書いてある、[俺の事覚えてる？]

という文字を読んで、

ジ『もちろん！！いつもありがとーー！！！』

と、謎の弓矢のポーズ(？)をして去っていった

髙地は、俺の方を向きほらね？と言うように、ドヤ顔をしていた

最後に来たのは、慎太郎くん

別に、期待なんかしてなかったけど、うちわを胸の前に持ってきて、少しでも見やすいようになんかしちゃって、

案の定、全体に手を振りながら歩いてくる慎太郎くん

かっこいーなぁ、なんてぼんやり眺めてたら

慎太郎くんは俺の、真ん前で立ち止まって

目を細めて何かを眺めてた

少しして、

慎『ありがとう、これからよろしくな！！』

と、指をさして手を振って去っていった

俺は最初、なにが起こったかわかんなくて、

髙地の方を、みたら、ぽかーんと俺の方をみて

髙「まじかよ、、すげぇな、」

と、一言

いつの間にか、周りにいた他のファンも俺の事、見てて

あ、俺、慎太郎くんにファンサされたんだ

ってやっと理解した