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ガチャ…
ドアを開けると満面の笑みを浮かべるルフィ
『お帰りなさい、ルフィ君』
ドキドキしながらも
Aが玄関に迎え入れると
「おう、ただいま!」
と、屈託のない笑顔を見せるルフィ
そんな顔を見るだけで
Aの胸はキュンとしてしまい
恥ずかしくなって
パッと顔を晒してしまう
『手を洗ったら
椅子に座っていて下さい』
「あぁ、わかった」
ルフィは手を洗い椅子に座ると
お肉たっぷりのメニューに
目をキラキラと輝かせた
「んまそーッ!!」
Aがご飯を注いで
椅子に座る頃には
待ちきれない様子で
「早くメシにしよう!」
と、叫んだのである
「『いただきます』ッ!!」
掛け声とともにルフィは
ローストビーフを口に入れる
「んめーェ!!!」
嬉しそうなルフィを見て
Aも微笑んだ
『良かったー』
ルフィは見ていて気持ちが良いほど
パクパクとものすごい勢いで
料理を平らげて行く
それはもう面白い程、早いのだ
見ていて気持ちが良いとは
こういう事だろう
(もし…、結婚したら
こんな風に毎日ご飯を食べてくれるのかな)
そんなことを考えてしまって
次第にAの頬がほんのり色付く
その表情はとても美しく
料理をほぼ食べ終えていたルフィは
そんなAを見て
喉の奥がゴクリとなった
そして、次の瞬間…
「なぁ…、俺に伝えたいことって
一体何だ…?」
ルフィの声が聞こえて
Aの身体はピクっと震えた
ドクン…
真剣なルフィの瞳に見つめられ
Aの緊張は最高潮に達する
ドクン…、ドクン…、、
(言わなきゃ…!)
ドクン…、ドクン…、ドクン…、、、
ぎゅっと拳を握りしめて
Aはゆっくりと話し始めた
『実は昨日、たまたまルフィ君が
綺麗な女の人と歩いているところを
見てしまって…
腕も絡めていたし
私、凄く悲しくなったんです
何でそんな感情が湧くのか
自分でもわからなくて
でも、漸くわかったんです
いつも明るくて、元気いっぱいで
少年みたいな無邪気なルフィ君のことが
好きだったんだって…』
ポツリ、ポツリと話すAの告白に
ルフィは大きく目を見開いた
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bluemoon(プロフ) - 完結お疲れ様!コメ遅くなってごめんね…。終わると寂しくなるけど、またワンピースの作品書いて欲しいな。もちろん大好きな逆ハーレムものだと嬉しい(〃ω〃)でも、何よりもお疲れ様でしたのが先だね。また、Twitterに返事するから構ってね笑。 (2019年9月6日 17時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - bluemoonさん» いつもありがとう(^^) 読みやすいようには注意してるけど、内容はまとまっているかは自信ないなぁ(^^;; 短編難しいよね。今回の作品で痛感した笑!見習わなくても、いつも素敵な作品だよ。お互い頑張ろね! (2019年7月15日 20時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - 毎回思うけど、お話しをまとめる内容ほんと尊敬する(上から目線でごめんね)。読みやすいし、キャラの特徴もよくつかんでるし。短編って難しいのに…。見習いたいものです(*>ω<*) (2019年7月15日 20時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - bluemoonさん» 私もサボ好き。金髪イケメンは尊い…!逆ハーレムは幸せだよね^ ^ コメントありがとう!更新頑張るよ! (2019年6月22日 21時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - エースの次にサボが好き。二人に愛される主人公ちゃんが羨ましい!いや、それ以前に逆ハーレムが素晴らしい(*>ω<*)次も期待してるよ!無理ないように更新頑張ってね! (2019年6月22日 21時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:i | 作成日時:2019年5月21日 15時