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Aが店に行くと
カウンターの一番奥の席が空いている
その席はここでルッチが働き始めてから
Aの特等席だ
Aはホールにいるカクに軽く
手を振ると迷うことなく
その席に座った
「今日は早いのね」
カリファがAを見て微笑む
「今日はいつにも増して
随分と可愛らしいけど…
ルッチのためかしら？」
眼鏡を上げながら
Aに小声で話すカリファは
相変わらず色っぽい
『えっと…、一応…』
頬を染めて俯き加減で話すA
(あら…、いよいよかしら…)
そんな様子を見て
カリファは嬉しそうにバックにいる
ルッチを呼びに行った
『ルッチ…、お疲れ様』
「あぁ…、少し待ってろ」
ルッチはAに声をかけられ
それ以上のことを言えなかった
(なんだ…、いつもより可愛くないか？)
どうにかポーカーフェイスを
保っているものの
Aが可愛すぎてつい目を背けてしまう
いつも見られることに慣れているのに
ルッチは緊張しながら
Aのためのカクテルを作った
コト…
Aの前に綺麗な淡いオレンジ色の
カクテルが置かれる
スクリュードライバー
口当たりの良いオレンジジュースの
カクテルだ
『ありがとう
私、これ好きなんだよね…』
嬉しそうに微笑むAに
ルッチは口角を上げる
「お前の味の好みくらい知っている」
あまり笑うルッチではないが
ふとした瞬間に見せる優しい顔が
Aは大好きだった
『…っ！いただきます…』
ドキドキを隠すように
カクテルを喉に流し込む
『美味しい…
やっぱりルッチのカクテルは
最高だね…』
そう言ってルッチを見れば
ルッチは口元を手で押さえた
『ルッチ…？』
「お前、飲み過ぎるなよ」
そう言ってルッチはバックへと下がる
(えっ、照れてた…？)
１つにまとめた髪のせいで見えた
ルッチの耳は真っ赤で
Aまで照れてしまうのだった
・
・
・
「カリファ…、このカクテルが
女殺しだって言われているの知ってるよな」
ルッチが睨みつけるも
カリファは涼しい顔
「私はAが欲しがったから
作ってあげただけ
それに、Aはお酒強いはずよね」
そう、Aはお酒に強いはずなのだ
はずなのだが…
『ルッチぃ…』
トロンとした瞳で
甘えるような声を出すAは
すっかり酔っていたのである
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bluemoon(プロフ) - 完結お疲れ様！コメ遅くなってごめんね…。終わると寂しくなるけど、またワンピースの作品書いて欲しいな。もちろん大好きな逆ハーレムものだと嬉しい(〃ω〃)でも、何よりもお疲れ様でしたのが先だね。また、Twitterに返事するから構ってね笑。 (2019年9月6日 17時) (
レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - bluemoonさん» いつもありがとう(^^) 読みやすいようには注意してるけど、内容はまとまっているかは自信ないなぁ(^^;; 短編難しいよね。今回の作品で痛感した笑！見習わなくても、いつも素敵な作品だよ。お互い頑張ろね！ (2019年7月15日 20時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - 毎回思うけど、お話しをまとめる内容ほんと尊敬する(上から目線でごめんね)。読みやすいし、キャラの特徴もよくつかんでるし。短編って難しいのに…。見習いたいものです(*>ω<*) (2019年7月15日 20時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - bluemoonさん» 私もサボ好き。金髪イケメンは尊い…！逆ハーレムは幸せだよね^ ^ コメントありがとう！更新頑張るよ！ (2019年6月22日 21時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
bluemoon(プロフ) - エースの次にサボが好き。二人に愛される主人公ちゃんが羨ましい！いや、それ以前に逆ハーレムが素晴らしい(*>ω<*)次も期待してるよ！無理ないように更新頑張ってね！ (2019年6月22日 21時) (レス) id: 4f57fd01cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i
| 作成日時：2019年5月21日 15時
