キスにハマった赤井さん【赤井 秀一】

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『えっ⁈ 何、じゃあＦＢＩ捜査官が
事件解決のためにウチに住んでいるのッ？』




赤井から説明を受けたAは
あまりの驚きにソファから立ち上がった




そして頭を巡らせ




(さては…、父さんの 緋色の捜査官
この人がモデルなのね…)




と、納得した





「A姉ちゃん、これからここに住むの？」




『３作品全部書き終えたの

今、担当の人に渡しているから
あとは少し修正が入るだけだから
しばらくはここにいるつもり』





基本的にAの執筆スタイルは
誰もいない場所で篭って
一気に書き上げるということで
昨日までは知人の別荘を借りていたのだ





『赤井さん…、でいいかしら？


とりあえず、一緒に住みませんか？
私、家事は一通り出来るし』





ニヤリと笑うAにコナンは嫌な予感がした





(姉ちゃん、まさか…)





『今、構想を練っている話が
キスシーンが多い話で


こっちに帰ってきたら新一を取っ捕まえて
キスをしようと思っていたんです


良かったら、私とキスしてくれませんか？』





(おいおいおい、姉ちゃんマジかよー！)





コナンはAの発言に
開いた口が塞がらない


そもそも血を分けた兄弟を相手に
キスをしようとしていたとは
自分の姉とは言えども何を考えているのか






当の赤井はというと…



(この女…、相当な変わり者のようだが
工藤 新一 という人物について
探りを入れるのも悪くはないか…)




と、コナンを盗み見ながら考える




(まぁ、大方予想はつくがな…)





そりゃ、コナンの驚き方を見れば
どう見てもコナンが新一だと思うだろう






「わかった、一緒に住もうじゃないか

その代わり、先程も言ったように
俺のことは 沖矢 昴 として接してくれ

それから、ＦＢＩの仕事については
一切関わらないでほしい」




たかがキスをするだけで
欲しい情報が手に入るなら…と
赤井はこの時思っていた





Aは何だそんなこと…と言った顔で






『じゃあ、よろしくね。昴さん♪ 』





Aは嬉しそうに言った





「こちらこそ、Aさん

序でに、僕たち結婚を前提に
お付き合いしている仲にしましょう

そっちの方が周りから見ても
怪しまれずに済みますから…」



昴の声で赤井も応える







(赤井さん、それでいいのかよー⁈ )





コナンだけが話について行けず
頭を抱えていたのだった

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