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次の瞬間…
パチパチパチ…
他の乗客らがその青年に拍手を送る
「やるなー、兄ちゃん!」
「坊主、出来した!」
など、その青年を褒め称える
Aも拍手をして
『助けて下さって
ありがとうございます』
と、微笑んだ
「そんな、ボクは当たり前のことを
しただけだから…」
照れながら笑うと八重歯が見えて
とても可愛らしくて
Aはその青年を気に入ったのだった
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結局2人は、泣きながら謝る痴漢男を
そのまま終点の米花駅の交番へ突き出し
事情を説明した
警官も慣れていたようで
ぱっぱと話を済ませる事が出来
2人はあまり手間取らずに済んだ
『改めて、ありがとう
私は 工藤 A よろしくね』
Aが手を差し伸べる
「僕は 世良 真純
よろしくな」
Aの手を握り返し
世良は微笑んだ
(まだ若そうだけど
今時の子なんてキスの一つや二つ
経験済みよね…)
いつものように
世良にキスをさせて欲しいと
Aが口を開いたときだった
「あー、世良ちゃん」
「本当だー」
聞き覚えのある声に
Aと世良は振り返った
『蘭ちゃん…と園子ちゃん…?』
「偶然だなー」
そう、そこには
私服姿の蘭と園子がいたのだ
「えっ、新一のお姉さん!」
「わぁ、本当だ…
世良ちゃんと知り合い?」
勿論、Aと2人は顔見知りだ
『ここじゃ何だし…
喫茶店に入ろうか?』
Aの提案に3人は従い
近くのカフェに入ったのだった
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「えっ⁈
じゃあ、Aさんが痴漢されているのを
世良ちゃんが助けたんですか?」
「世良ちゃんやるーっ!」
Aが簡単に先程の話を
蘭と園子に説明したのだ
「まぁ、Aさんは
相手にしてなかったんだけどな」
なんて、笑ってる世良
そして、Aは3人から
世良も蘭たちと同じ
帝丹高校の二年生であることを
知らされた
『へぇー、みんな私の後輩かぁ…』
Aは注文したアイスティーを
カラコロとかき混ぜる
Aの隣に座った世良は
カフェに入店してから
帽子を取ったため
顔がよく見えるようになっていた
(なんだろう…、誰かに似てる…?)
マジマジと世良を見つめて
頭の中で考えていたのである
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あい(プロフ) - ととさん» コメントありがとうございます(^ ^) 2周目ですか!?とても嬉しいですっ!ジン、私も好きで何度も考えてはみたのですが、難しいですね…(^^;; お約束は出来ませんが、もう少し考えてみます。これからもよろしくお願いします! (2019年8月13日 6時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
とと - 2周目、読み終わっちゃいました笑 めっちゃかっこよくて、キュンキュンしちゃいます笑 ジンのお話も見たいなぁ笑 更新頑張ってください! (2019年8月13日 1時) (レス) id: a44899d9d0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 叶望さん» こんにちは!コメントありがとうございます(^^) 世良さん、私も大好きなので今後どこかで登場させたいと思います。ご期待に添えるかはわかりませんが、少々お待ちくださいね(*^^*) これからもよろしくお願いします! (2019年7月16日 13時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
叶望(プロフ) - こんにちは(^^)/いつも、更新される度にドキドキしながら、読んでいます笑 後、世良さんをもっとだしてほしいです! (2019年7月16日 12時) (レス) id: 00d6839fac (このIDを非表示/違反報告)
S・T(プロフ) - あいさん» おはようございますm(__)m宜しくお願い致しますf(^^; (2019年6月2日 8時) (レス) id: 80eb162450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:i | 作成日時:2019年4月14日 11時