《ONE PIECE》…僕らの毎日…《現パロ 逆ハー》

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『ねぇ、コアラちゃん…
サボさんの原稿が出来上がるまで
出版社に戻るの？』




「うーん…
正直、今日はサボ君の原稿を貰わないと
仕事が進まないんだよね…」






コアラは２時間半もサボの部屋で
待つことを考えて頭を抱えた






『もし…、コアラちゃんさえ良ければ
私の部屋でお茶でもしながら
サボさんのこと待ったらどうかな…？

私は今日のノルマは達成してるし
せっかくだからコアラちゃんと
お話でもしたいな…なんて…』




(お仕事中に迷惑かな…？)




何となく俯き加減で話してしまう








「Aちゃん！是非そうさせて！
この部屋にずっといたら
頭からキノコ生えちゃうっ！」





コアラがあまりにも
必死にAに摑みかかるので





『じゃあ、サボさんのお邪魔にならないうちに
私の部屋に行きましょう！


サボさん、お邪魔しました
お仕事頑張って下さいね

サボさんも終わったら
私の部屋で一緒にお茶会しましょう！』





そう言ってコアラと玄関に向かうと
振り返ってサボに手を振る


とりあえずコアラも一緒に手を振った








(一緒にお茶会…！)




コアラの発言に顔を顰めたサボだったが
Aの言葉でやる気がグッとアップし
心の中で盛大にガッツポーズする





「じゃあ、後でそっちに向かう！」





サボは嬉しそうな表情で
Aに手を振り返したのだった









(早く告白すれば良いのに…)



サボの顔を見て
コアラはそんなことを思っていた








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『適当に座ってて…
お茶の準備するから』




Aはパタパタと動きながら
コアラに声をかける





「ありがとう！」





コアラはソファーに腰掛けて
伸びをした


そしてキッチンに立つ
Aに目を向けた






「ねぇ、Aちゃんは
好きな人いないの…？」







『えっ…、すっ好きな人ッ⁈ 』



突拍子もないコアラの言葉に
Aはお茶を淹れる手を止めて
まじまじと大きな瞳を見つめたのだった

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