怪異裁判雨雪さん2 (ページ15)

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人魚姫1 ページ15

「人魚の眷属？あァ…なれば？」

「ええ～っそんなぁ！止めてもらいに来たのに！！」

皆さんこんにちは！愛され系ヒロインの八尋寧々です！

ただいま人魚がどうのこうの言われて頭が混乱しております！

「姫待遇、未経験OK、学歴資格一切不要…いいじゃねェか」

「いいから困ってるんです！！」

「面倒くせェ～…七番サマと零番サマ、源には？」

「言ってません…源くんはせっかく一緒に作ったドーナツとマフィン無駄にして気まずいし…

花子くんと紺ちゃんは…最近会えてない…」

「…そうかい」

「先生っ2人とは昔からの知り合いなんですよね？……2人には昔何があったんですか？」

「…本人達から聞きな。少なくとも七番サマと零番サマはまだお前さんにそれを知られたくないと思ってる

だから言わねェんだろう」

「…どうして教えてくれないんだろ。メルも会ってくれないし…やっぱり…

私、信用されてないのかな…」

「知られたら都合でも悪いんだろ。それか知られるのが怖いのかもな

なんにせよお前の好きに決めりゃアいいさ

…ただ後悔だけはないようにな」

それを聞いて私は、花子君たちのもとへ向かうのでした、、、

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝視点変更＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「…んでどうするんですか？七番サマ、零番サマ」

「「…」」

「ごめん、、、私、、、先行ってるね！」

タタタタ、、、、

「おおひいさま
もっと良くお考えになってください！」

、、、魚？

「まっ待って！」

「お前は、、、ふん、、、よろしい。おひいさまが了承しないのであれば、、、

このお嬢さんを次のおひいさまとして迎えさせていただきましょう。

お前たち。例のものを。」

「紺ちゃん！行っちゃうの？」

「これで寧々ちゃんが助かるならいいよ。それに、、、オヒメサマ扱いには慣れてるから。」

「それではおひいさま、こちらが”人魚の生き血„でございます。ずずいとお飲みくださいまし。」

「紺ちゃん！行っちゃだめ！そんなことしたら、、、あなたの大好きな人が悲しむから！」

「おひいさま、あのような考えなど受け入れてはなりませぬ！

さあ行きましょう、その醜い足を捨て、我ら魚達の世界へ！」

「大丈夫だよ。寧々ちゃん。私は必ず戻ってくるから。じゃあね。」

そういうと私は、一思いに人魚の生き血を飲み込んだ。