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20 、 【ht】 ページ20
A side
os 「取り合えず、基本的なところのテストは終わりめう」
syp 「本当は、この後ゾムさんと模擬戦してもらう予定やったんすけどね」
ゾムs…ゾムが呼び出されて良かったわ、うん。
めっちゃ強いらしいやん？さすがにボコボコにされるやろ。
ht 「じゃぁ、折角だし素振りしてよ、斧で」
re 「えぇ…なんでや…。」
と言いつつ、斧を鞘から取り出す。何気に昨日手入れをしたからか、ピカピカときれいだ。
連続して斧を操ってみる。ヒュンヒュンッ、と空を斬り、物体に当たらない苦い感触。
集中して回していると、
殺意を感じた。
_______________敵だ。
意識を空間に向ける。敵の場所は恐らく曲がり角の死角。
標的は…ひとらんか。敵が動きだす瞬間を狙う。
監視カメラが作動しないという事は…一般兵に紛れた観光客か否か。
ht 「A？どうしt_______________
ひとらんが気を乱したこの一瞬、敵の気配が全て無くなった。今だ。
敵の方向へ斧をぶん投げる。
敵はまだ構え終わっていなかったようで、クナイ片手に倒れた。
時空が歪んだ感覚と、物体に当たった快感、守れた安心から笑みがこぼれる。
re 「w頭に命中しちゃったかぁ。俺らを舐めないでもらってええですか？」
これだけ言って敵のインカムを踏み潰す。
ひとらんは大丈夫か、振り向いてみると、その場にしゃがみこんでいた。
やっぱり、ひとらんも自分が標的って気づいたんだ。
re 「ひとらん？ごめんな？急にこんなことして。」
ht 「………怖…。…大丈夫だけど………。」
もう大丈夫なようで、さっと立ち上がる。もっと早くから警戒すべきやったな。
ut 「気付かんかった…。いや、なんで気付いたん？」
syp 「敵には気付いたけど…動き出す瞬間までは…」
re 「ほら、動き出す瞬間って気を引き締めるやろ？やから一瞬気配が消えるんよ」
若干引き気味な反応を横目に、敵から斧を抜いた。
きれいだった斧が台無しだな…なんて思いながら血を布で拭う。
os 「報告は俺がしておくわ。」
re 「え、ガチで？」
syp 「じゃぁ、この死体処理しときます。」
re 「え、二人とも忙しいやろ？俺がやるけど…」
はぁ、っと二人して溜息をついて俺に冷たい目を向ける。
…なんでだよ。訳分かんねぇよ。大先生に目で助けを呼ぶと、
ut 「大切にされてるんやな…、おん。」
らしい。気に食わないが、今回は言葉に甘えることにするか。
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さるさそーす - 作者です！コメント、応援ありがとうございます！掛け持ちですが、投稿頻度がこれ以上落ちないように頑張ります！ (2022年9月11日 1時) (
レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
余白に糊。???(プロフ) - 初コメ失礼します！もう一個のほうもみさせていただいて、応援してます！めっちゃ面白いです！ (2022年9月7日 16時) (レス) @page6 id: 42dbdce760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるさそーす | 作成日時：2022年8月29日 22時
