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1 プロローグ 出会い ページ1
zm side
突然だった。
『戦闘要員の幹部に告ぐ。国王陛下の城内に観光客25名。救助へ。』
幹部棟に鳴り響くアナウンス。
このアナウンスを聞いて、シッマ、シャオロン、ショッピくん、ロボロ、ひとらん、ぺ神、そして俺が城に向かう。
国王が死んでしまったら、グルッペンも殺される。
全政治を軍が行っていい代わりに国王の命を絶対守る。破ったら総統を殺す。
これが第一のルール。まぁ、そうやなくても国王は守るけど。
城に着いて、指揮に従う。
ht 「ゾム、城の右裏口から観光客を探して。」
返事の代わりに頷いておく。
…よし、情報室あたりから探すか。
今思えば、国王が狙われたのって初めてだよな。
移動経路とか確認してて良かった。エミさんのおかげだけど。
少し、皆のことを考えながら探して行く。
それが良くなかったんだろう。気が付かなかった。
＿＿＿＿俺を狙った観光客に。
クナイが3本飛んで来る。とっさの判断で2本は避けることに成功したが、残りの1本は目の前に映った。
ヤバい、という恐怖で足が固まる。それと同時に目を閉じた。閉じてしまった。
軍人として最悪なことをしたな、なんて思った。反省した空間に音が響く。
カキィィィン！、と。刃物を刃物で弾くような音。
聞き間違えるはずのない、確かに聞こえたその音。
？「っ、危ない。…。」
聞き覚えの無い落ち着きのある声に、ふと目を開ける。
そこには、スーツ姿の男が1人と観光客と思われる倒れた男が3人。
スーツ姿の男の左手には鮮血まみれの斧が握られている。
「怪我が無くて良かったです。失礼します。」
と、優しい笑顔でその男は言う。スーツには血痕が一切付いていなくて。
格好良かった、なんて小並感のある感想しか思い浮かばない。
名前聞いておけば良かった、なんて
馬鹿らしいかな？
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さるさそーす - 作者です！コメント、応援ありがとうございます！掛け持ちですが、投稿頻度がこれ以上落ちないように頑張ります！ (2022年9月11日 1時) (
レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
余白に糊。???(プロフ) - 初コメ失礼します！もう一個のほうもみさせていただいて、応援してます！めっちゃ面白いです！ (2022年9月7日 16時) (レス) @page6 id: 42dbdce760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるさそーす | 作成日時：2022年8月29日 22時
