生誕２２ ページ22
カモメの鳴き声…
「ん…」
宴が終わった後おれたちは眠ってしまったようだ。潮風と陽光が、まだぼんやりした頭のおれと膝枕している親父に当たる。
「ん…？」
おれと親父…？おれと…親父…！？
「…Aは！？」
跳ねるようにして飛び起きる。びくともしない親父の向こうにはモビーとまでは行かないがおれたち三人が乗るには十分すぎる立派な船が波に揺られていた。おそらく麦わらのところの船大工が作ってくれたんだろう。ご丁寧にクジラの頭が船の頭についている。モビーJr.と名付けよう…
「じゃなくて妹は！？」
乱れた髪をさっと一つに結びつつ、辺りを見渡す。海軍の仕業とは考えにくい。おれたちが連行されていないから。昨日の酒でなにも覚えていない。ちくしょう。
親父「クシュッ」
北風が寒い。そして何か鉄っぽい匂いがする。血…？もしかしてAが！？
「Aー！？Aー！」
北へ向かう雪の上に血痕があった。だがこれは妹の物ではない。跡が残っているから。恐らくスモーカー。だがしかしこれは何をしていたのだ？
「乙女チック…」
まさしくプリキ●ア。
スモーカーは誰かと戦っていたのか？もしくはケチャップ。
我が妹をさらった犯人と同一人物と言えよう。
拾い上げたピンクの羽を見てもう既に犯人は分かっている。
あのクソ鳥…。
「ド…ド…、な、名前が思い出せない…。」
羽を握りしめつつ雪に足跡を付けまくった。
＿＿＿＿＿＿＿
親父「！！我が娘は！？」←息子を忘れている。
親父「トラファルガーめ…！！！」←とばっちり
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みかん - ちょw待ってww面白すぎるwwwこの作品神です(真顔) (2022年9月13日 22時) (
レス) @page30 id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)
鞘駄(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ありがとうございます！200票になるよう頑張ります！ (2021年7月7日 14時) (レス) id: 3861d4ed20 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - あ‥100票から101票にしてしまった罪悪感‥めちゃくちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください(*^^*) (2021年7月6日 17時) (レス) id: 168203fbed (このIDを非表示/違反報告)
鞘駄(プロフ) - 和南さん» ご指摘ありがとうございます！ (2021年6月27日 22時) (レス) id: 3861d4ed20 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - 生誕5の所の瞑王ではなく冥王ですよ (2021年6月27日 10時) (レス) id: adb4b6099f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鞘駄律機 | 作成日時：2020年7月11日 17時
