雄英脱出【死柄木弔】 (ページ3)

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トモダチページ3

　「また会おうね、ってどういうことなんだ？」

俺は今日もマジメに登校した。俺にとって家は学校より地獄だからだ。

うるさい教室の端で窓の外を眺めている。オールマイトがこの学校の教師になるって知った報道陣は校門の前にぎゅうぎゅうしてる。

昨日のあの人は何者なんだろう。まさかヴィラン？まぁそのほうがいいかも。

　「いい個性って…」

「おーい！なにボソボソ言ってんだ？」

　「…。」

「こいつ誰だって顔すんなよ！！」

うるさい奴だな。誰なんだよ。
ヒーロー科はホントに目に優しくない。コイツの髪が赤々してるからチカチカする。気がする。金髪より全然マシだけど。ちなみに俺は正真正銘黒髪、黒目。

「俺は切島鋭児郎！仲良くしような！彩人！」

きりしま。覚えたけどきっと口には出さないな。仲良くしたくないし。しかもいきなり名前呼び…。確かに俺は彩人(あやと)だ。色取彩人(いろとりあやと)だ。だがこのキリシマ、実に馴れ馴れしい。

「俺の個性は硬化！ガッチガチになる。お前は？」

人付き合いって大事なのかな。てか、飯食いたい。そうだな、
　
　「それより…食堂いかねぇか？」

「うおっ！イケメンスマイル！！！行こうぜ！」

俺は笑ったのか。
ヒーローは嫌いだけどコイツはまあ関わる分にはいいのかもしれない。

_____

色取彩人ｲﾛﾄﾘｱﾔﾄ

個性：視覚操作

・相手の視界を見る
・相手の視界を奪う
・相手の視界の色を変える
・相手に誰かの視界を見せる、など

慣れると強い。そしてカンニングし放題。

キャパを超えると…？

ヒーローになるためにいい子になった感じの人。あるヴィランらしき人間に心奪われる(どっちかというと懐いた)。思春期。

言うまでもなくイケメン。イケメンじゃないと書いてらんない