よく出来ました！ ページ25
今日はダビさんのお使いで、俺一人で仲間集めに行く。もう連絡はついていて、A路地で待ち合わせらしい。ダビさんは俺にナイフを持たせて、むずかしい顔をして送り出してくれた。
「殺してもいいってことか」
あの人、仲間集めに忙しいと言ってるわりに誰一人連れ帰ってこないの、よくないと思うんだ。でも、それを指摘したら「社会のゴミひとつ消えたところで問題ない」って言うんだろうな。そういうマインドで生きてるから。
「こんにちは。」
人相の悪い2人組に話しかける。いい子ちゃんの俺はちゃんと笑顔で挨拶して、背後でナイフを握りしめる。
「オイ、ガキが来るなんて聞いてねぇぞ」
「敵連合さんのボスは良い趣味してんだなぁ！」
「はは、」
死柄木さんのこと悪く言う奴らとは仲良くできないや。仲間集めしないのは良くないけど、こんな奴ら生かしておく方が良くないと思います！！ごめんねダビさん！
俺はナイフとアイスピックを取り出して、突き出してみる。これで敵同士だ。
「ガキがイキリやがって」
「ヘラヘラしてんじゃねえぞ！！」
同時に殴りかかってきた2人の視界を入れ替えてみる。お互いもつれあって、だけど拳の勢いは止まらず、2人仲良く殴り合った。
「あはは、間違えちゃったのかな？？俺はここだよ」
2人は混乱した顔で明後日の方向を向いている。俺を見ようと頑張ってる様子がバカみたいで面白かった。個性を使おうにも擦りすらしない。焦ってお互い傷つけあってる。
そのうち片方が弱ってきたから、個性を解いてやった。まだ立ってる方からは視界を奪った。奪われた方は個性のキャパかなんかで正気を失っていて、殴ってるのが仲間なんて知らないで涎を垂らしている。
「お、おい！たすけ、たすけて…！」
俺はそんな2人をずっと眺めていた。
____
「上手にくたばれました！！結構時間かかったなー！」
そう言ってグッと伸びをした。
30分ほど経っただろうか。あんなにうるさくしていた2人はすっかり静かになって、今そこに倒れている。俺は何もしてない。指一本触れてないもん。
清々しい達成感のもと、コレの処理をどうしようかと考えていると、
「あ、ここにいたのか！やっと見つけた！」
ヤな声が後ろからした。…胡散臭い鳥の声。
「…暇なの？？」
「うん！お喋りしよ！」
「ヤダ」
ホークスは、パトロールしながら俺を探していたとヘラヘラ言った。本当に来るなんて…。クソめんどくさい奴に目をつけられてしまったようだ。
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ゆずな - この作品めっちゃ好きです！続き待ってます( *´꒳`* ) (4月22日 8時) (
レス) @page47 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 連合のみんなと仲良いいのめっちゃ好きです！大好きです！！！ (3月24日 1時) (レス) id: 22eb9a9e70 (このIDを非表示/違反報告)
狛 - めちゃくちゃ面白いですね！更新がんばって下さい！ (10月9日 0時) (レス) id: c4f896039b (このIDを非表示/違反報告)
Mika(プロフ) - 小説の中で一番これが好きです。これからも頑張って下さい (2023年4月28日 22時) (レス) id: 0ecb511d32 (このIDを非表示/違反報告)
鞘駄(プロフ) - 魔水さん» ありがとうございます！励みになります (2023年1月10日 22時) (レス) @page2 id: d21a21d4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鞘駄 | 作成日時：2023年1月9日 1時
