幼稚 ページ3
「アヤトくん、この後どうかしら」
「不潔だ。」
「ウブかわいいー！！！」
この薄っす汚ねぇアジトには俺と死柄木さんの他にヒミちゃん、Mr.ってヤツとマグネっていう男…？女…？どっちでもいいけど。
取り敢えず死柄木さんとの2人きりは、コイツらによってゴミ以下になった。ホコリっぽくてしょうがない。(まだヒミちゃんは許す)
死柄木さんはキショい手を付け直しちゃったしつまらない。
オカマ野郎から出来るだけ離れた位置にある高く積み上がったガラクタの上に寝転がった。寝心地はサイアク。
外からうるさい声が聞こえて、倉庫の扉がまた開いた。上の方から見下ろす。入ってきたのはトゥワイス。相変わらずのハイテンションの背後には知らない人間。
「…とんだ大物連れてきたな…トゥワイス」
死柄木さんはそう呟く。それだけで俺の顔はムッとした。俺だけを見て欲しいという気持ちは今でも健在だ。死柄木さんの視界に入る人間みんな消えればいい。くっつかれて鼻血出しちゃった俺がいうのもアレだけど。
そんな感じで、不愉快極まりないこの男をしげしげと眺める。見るからに神経質で善人には見えない風貌。1番の特徴はなんと言ってもペストマスク。
ゴクドーってやつらしい。テレビはあんまり観ないから分かんないけど、多分ドラマとかで出てくるんでしょ？
死柄木さんもゴクドーも、深刻そうに話しちゃってさ。死柄木さんはちょっとイラついてるみたい。この人を怒らせるのも俺だけでいいのに。俺は自分の心に正直でいたいから言うけど、嫉妬心が膨れ上がってしょうがない。
「俺が支配者になる」
「帰れ」
話は付いたみたい。オカマ野郎が自慢の武器を取り出して個性を発動する。ゴクドーは磁石で引き寄せられる。ざまあみろだ。磁石とヤツのアタマがくっつく。痛そう。
バツン！！
それが聞こえた時オカマはバクハツした。俺が呑気なこと考えてるうちに、そりゃもう豪快に。死んだ。
無惨にも散らかったオカマの肉片。思わず口を押さえる。どうやらゴクドーの個性のようだ。続いて飛び込んでいったMr.は腕を持ってかれた。ビっと血がこちらにまで飛んできた。
体がプルプルと震える。笑いを堪えるのに必死だったから。
何が面白いと言われたら言葉では言い表せないし、自分でも分かんない。あ、思い出しただけで、だめだ。
「っふ、はは」
幸い、ちょっと騒がしかったから、俺の笑い声はみんなに聞こえてない。
けど何故かゴクドーに睨まれた。
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ゆずな - この作品めっちゃ好きです！続き待ってます( *´꒳`* ) (4月22日 8時) (
レス) @page47 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 連合のみんなと仲良いいのめっちゃ好きです！大好きです！！！ (3月24日 1時) (レス) id: 22eb9a9e70 (このIDを非表示/違反報告)
狛 - めちゃくちゃ面白いですね！更新がんばって下さい！ (10月9日 0時) (レス) id: c4f896039b (このIDを非表示/違反報告)
Mika(プロフ) - 小説の中で一番これが好きです。これからも頑張って下さい (2023年4月28日 22時) (レス) id: 0ecb511d32 (このIDを非表示/違反報告)
鞘駄(プロフ) - 魔水さん» ありがとうございます！励みになります (2023年1月10日 22時) (レス) @page2 id: d21a21d4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鞘駄 | 作成日時：2023年1月9日 1時
