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episode1 ページ2
「ふぁあああっ...」
赤い部屋に響くのは間の抜けた大きな欠伸だ。
欠伸の主はソファーからゆっくり上体を起こすと、目の前のサングラスの青年に目を向ける。
起き上がった少年は青年を睨み付け、嘆息を漏らした。
「え、なに出雲...。寝てた俺みてたの？」
キモッと呟く少年に出雲と呼ばれた青年はわざとらしく肩をすくめた。
「ちゃうわ、俺はAを起こしに来ただけやて。」
そういうと青年は少年に手を差し出した。
少年は眠そうにその手を取り、階段を下りた。
続く
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作者名：サロ | 作成日時：2017年3月25日 21時
