第7話 また会いましょう ページ9
その言葉に私はうなずくことしか出来なかった
「骸、また会えるよね。これでお別れなんじゃないよね?」
涙声で呟いた
「クフフ、勿論です」
骸はフッと優しく笑った。
明日で骸とはお別れ。そう思うとまた涙が出そうだったので、もう寝ることにした
「おやすみ、骸」
「はい、おやすみなさい」
言葉を交わし、私は眠りについた
「……本当にゴメンなさい」
骸が呟いた言葉は私には届かなかった
翌朝………
「ではいいですか、A。僕はこのドアから入ります。君は少ししたら あっちの扉から外に出なさい。僕が壊しておきますから」
朝早く起きたAと骸は小さな声で話していた
「うん、分かった」
Aはコクンと頷いた。もう覚悟を決めていた
ここでお別れしても必ずまたどこかで会える。2人は互いにそう思った
「arrivederci。また会いましょう、A」
「うん、また必ずどこかで」
そう言葉を交わすと骸は微笑み、躊躇なくドアをバタンッと開けた
数秒しないうちに中から音がする。科学者達の叫ぶ声や何かが切れる音
そんな中、骸の声が聞こえた、
「クフフ、やはり取るに足りない世の中だ。全部消してしまおう」
その言葉を聞いた瞬間、私は走り出した。1度も振り返らず走った。
途中で子供達が横になって寝ていたけど、そんなのは気にせずに、ただひたすら走り続けてバタンッと扉を開け 外に出た
外に出てからも私はひたすら走り続けた
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MIYA - 戸櫻さん» コメントありがとうございます♪ これからも頑張ります(^_^) (2017年6月10日 13時) (レス) id: 0514ccbf9b (このIDを非表示/違反報告)
戸櫻 - 続きがとても気になります。面白い文章だと思います。更新されたら、チェックしますので頑張ってください。 (2017年6月8日 19時) (レス) id: 438a1d3971 (このIDを非表示/違反報告)
MIYA - レイさん» ありがとうございます!読んで下さってる皆様に楽しんでいただけるよう心がけて頑張っています!更新、また遅くなってしまうと思うんですけど、頑張りますね(^∇^) (2017年5月15日 19時) (レス) id: 0514ccbf9b (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 続き気になりますね。いつも、切りがいいのでうらやましいですO(≧∇≦)O更新されたらいつもチェックしてます!頑張ってください (2017年5月14日 19時) (レス) id: 785783b456 (このIDを非表示/違反報告)
MIYA - レイさん» はわわ…! こんな駄作にお気に入り登録して頂き、ホントにありがとうございます! これからも頑張ります(o´罒`o) (2017年5月1日 16時) (レス) id: 2ae119fae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MIYA | 作成日時:2017年4月27日 22時