第16話 同じ ページ18
「えっと私は……」
そこまで言って、ハッと口をつぐんだ
ーー目的を言って、引かれたらやだなぁ。それに いきなりナイフ投げてくるような人だし…ーー
言いたくない、そう思って黙っていると、Aの考えを読んだかのようにベルフェゴールは言った
「オレ、別にAがどこに行こうが 何をしようが引いたりしないぜ?それに……」
そう言って、
シュンッ!
「わぁっ!」
またナイフを投げてきたので、瞬間的にしゃがんで避けた
いきなりのことに驚いて文句を言おうとした時、先にベルフェゴールが言葉を発した
「こんなことする奴、一般人の中にいないだろ? そして お前もオレのナイフを避けてっから、
お前も一般人じゃない。しししっ、なら、同じなんだから 話せるよな?」
その理由は よく分からなかった。だけど、
ーー同じなんだからーー
その言葉がなにより嬉しかった
ベルフェゴールに話す理由はそれ以上いらなかった
「えっと私ね、この森の奥に建っている ヴァリアー城に向かってるんだけどね、そこはボンゴレ独立暗殺部隊なんだよねぇ……」
やっぱり 暗殺部隊、なんて言ったら引かれるよなぁと思ってチラッとベルフェゴールの顔を見てみた
そしたら、意外なことに すごく嬉々としていた
「うししししっ!マジ?オレも今、そこに向かってんだよね〜」
「本当に!?」
確かにナイフを投げてる時点で普通じゃないし、さっき自分のことをただの一般人じゃないって言ってたし なんかそんな気はしてたけど、まさか同じだなんて……
偶然の一致って凄いなぁと思った
「じゃあ、一緒に行かね?もうすぐで奥まで行けんだろ」
と、ベルフェゴールが振り向いて言った
正直言うと、今まで 少し心細かったので ベルフェゴールがそう言ってくれて嬉しかった
「うん。一緒に行こう、ベルフェゴール!」
そう言うと、ベルフェゴールはなんとも言えない顔でこう言った
「オレのことはベルでいいぜ」
「分かった。じゃあ、ベルで!」
そう満面の笑みで言うと、ベルもうししっと笑った
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MIYA - 戸櫻さん» コメントありがとうございます♪ これからも頑張ります(^_^) (2017年6月10日 13時) (レス) id: 0514ccbf9b (このIDを非表示/違反報告)
戸櫻 - 続きがとても気になります。面白い文章だと思います。更新されたら、チェックしますので頑張ってください。 (2017年6月8日 19時) (レス) id: 438a1d3971 (このIDを非表示/違反報告)
MIYA - レイさん» ありがとうございます!読んで下さってる皆様に楽しんでいただけるよう心がけて頑張っています!更新、また遅くなってしまうと思うんですけど、頑張りますね(^∇^) (2017年5月15日 19時) (レス) id: 0514ccbf9b (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 続き気になりますね。いつも、切りがいいのでうらやましいですO(≧∇≦)O更新されたらいつもチェックしてます!頑張ってください (2017年5月14日 19時) (レス) id: 785783b456 (このIDを非表示/違反報告)
MIYA - レイさん» はわわ…! こんな駄作にお気に入り登録して頂き、ホントにありがとうございます! これからも頑張ります(o´罒`o) (2017年5月1日 16時) (レス) id: 2ae119fae4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MIYA | 作成日時:2017年4月27日 22時