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第14話 ありがとうございました ページ16

Aが修行を始めた日から、早くも半年がたった


今日が出発の日だった




「さて、そろそろですね」



風がAの隣で呟いた



「うん、そうだね……」




今まで、色んなことを教えてくれた風。いつも優しくて、ケンカなんてしたことがなかった




この半年間のことを思い出すと涙が出そうだったので、慌てて考えるのをやめた


やっぱり、最後は笑ってお別れしたかった



Aはバッと風に向き合った



「師匠!今まで、私に勉強とか 戦闘術とか教えてくれてありがとう!この半年間、凄く楽しかった!これから この力をヴァリアーで活かせるように頑張るから!」



勢いに任せて 言った



風は少し驚いていたが、いつものように優しく フッと笑った。




「私も楽しかったですよ。また会えることを願っています、A」



そう言って、扉を開けてくれた



Aは外に出た


半年前と変わらない森風景




ジッと見ていると、風に話しかけられた



「さて、ヴァリアー城がどこにあるか分かっていますね?」


「うん。大丈夫だよ」



確か、ここから北の森だったような……



そう思っていると、風が あっ!と言った



「どうしたの?師匠」



「貴方に渡すのを忘れてました」



そう言うと、何かを手渡された



よく見てみると……



「……鎌?」



「はい、折りたたみ式の鎌です。持ち手の先に 鎖も付いてますよ」




二の腕サイズでコンパクトなものだった。鎖は 下からたれ出ている



「これは……」




「Aに合いそうな武器を特注しました。軽いし、刃の部分も大きいので 使いやすいと思います」



Aは前に、武器があるなら鎌がいいなぁと風に言ったことがある



それを覚えていてくれて なおかつ、自分に合った鎌を作ってくれた。Aは風は本当に優しいなぁとしみじみ思った。



風から、それを入れるフォルダーも貰って、太ももに付けることにした



「よし、と。じゃあ、行ってくるね。師匠!」



「はい。頑張ってきてくださいね、A」



その言葉を聞いて、Aは木に飛び移り ダッと走り出した








ーー師匠、今までありがとうーー




Aは1度も後ろを振り返らなかった

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設定タグ:リボーン , 原作沿い? , ヴァリアー   
作品ジャンル:アニメ
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MIYA - 戸櫻さん» コメントありがとうございます♪ これからも頑張ります(^_^) (2017年6月10日 13時) (レス) id: 0514ccbf9b (このIDを非表示/違反報告)
戸櫻 - 続きがとても気になります。面白い文章だと思います。更新されたら、チェックしますので頑張ってください。 (2017年6月8日 19時) (レス) id: 438a1d3971 (このIDを非表示/違反報告)
MIYA - レイさん» ありがとうございます!読んで下さってる皆様に楽しんでいただけるよう心がけて頑張っています!更新、また遅くなってしまうと思うんですけど、頑張りますね(^∇^) (2017年5月15日 19時) (レス) id: 0514ccbf9b (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 続き気になりますね。いつも、切りがいいのでうらやましいですO(≧∇≦)O更新されたらいつもチェックしてます!頑張ってください  (2017年5月14日 19時) (レス) id: 785783b456 (このIDを非表示/違反報告)
MIYA - レイさん» はわわ…! こんな駄作にお気に入り登録して頂き、ホントにありがとうございます! これからも頑張ります(o´罒`o) (2017年5月1日 16時) (レス) id: 2ae119fae4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MIYA | 作成日時:2017年4月27日 22時

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