第55話 ページ24
「つか、風邪ひいたって決まったわけじゃねーよ。」
「そうだったね。」
「もう、完全に桜哉が風邪ひいた感覚でいたよ。」
「え、どんな感覚!?」
「ねえ、桜哉と連絡とれないの?」
「俺、昨日電話したんだけど、出なかったんだよな。」
「桜哉も確か、独り暮らしだったし・・・・心配だよね。」
「さっきまで、桜哉=風邪で、話を進めていたのに今更!?」
「これもせっかく完成したのに・・・・・・」
そう言って、真昼がとりだしたのは、
「何それ、ギャルソン?」
「文化祭の、喫茶店用か!?」
それ以外に何があるんだよ・・・;;
「桜哉、接客やりたがってたじゃん?」
へー、初めて知った。
「真昼・・・・器用だね・・・・。」
ま、桜哉が接客するとなると、
フリルのエプロンは、客が寄り付かなくなるもんね。←
「桜哉、文化祭楽しみにしてるもんね。
うわ〜、これ着た桜哉、想像できるー。」
わかる〜、きっと似合うの反対の反対の反対だよね。←
「俺、放課後
桜哉んち、行ってみるよ。」
そう言えば、この前、桜哉の様子なんかおかしかったな。
あれからだったっけな〜、桜哉が休み始めたの。
「真昼、私はぱーす。」
「おお。」
ホント、桜哉、どうしたんだろ。
21人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あき | 作者ホームページ:
作成日時:2015年3月2日 15時